ENEOSスーパー耐久シリーズ第2戦「NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース」が5月25〜26日に、静岡県の富士スピードウェイで開催されました。私(&Race編集長 三上和美)にとって、復帰後2回目となる24時間耐久レースとなる本戦。昨年、我らが浅野レーシングは幸運にも3位表彰台を獲得することが出来たので、当然ながら”今回はそれ以上の結果を残したい”という強い思いがありました。
幸い開幕戦のSUGOからちょうど1ヶ月が綺麗に空いたので、その間に走り込みを行うと同時に、浅野武夫さん(以下、師匠、もしくは武夫さん)、竹内浩典さん(以下、竹内さん)、伊藤慎之典くん(以下、伊藤くん)、岡野さん(監督補佐)、森さんご協力やアドバイスをいただくなどして、万全の体制を備えてサーキット入り。
「自分自身が納得する走りをしたい、1年前よりも確実に成長した自分でありたい」と決意も硬く臨んだレースでしたが、始まってみれば「無意味な速度違反」やら「自称見せ場」を多数作ってしまい、内容盛りだくさんのレースとなってしまいました(涙)さてさてここからレースレポートが始まりますので、ちょっとまた長くなりますが、最後までお付き合いくださいませ〜。
5月22日水曜日午前 一般スポーツ走行
昨年はレースウィークに7周程度しか乗れない状態で本番を迎えることになったので、今回はそれ以下の周回数があることも予測し、午前中の一般スポーツ走行枠をRacing School GoTake 86号で走り込みを行いました。この日は嬉しいことに、自身初の「2分切り(1周のラップタイムが2分以下)」と走りも過去最高(自分比)を達成することができたのです!この1年というもの、2分をなかなか切ることができずにもがき苦しんで来たので、”ヤッタ!ついに達成”と、喜びもひとしおです。
しかし、車載ビデオを見てみると、ほとんど全てのコーナーでちょっとしたミスがあり、改善の余地は多数あります「これは……今後も走り込む以外ないな」と、強く感じました。
同日 午後 スーパー耐久車両専有スポーツ走行
いよいよ18号車に乗らせて頂ける時が来ました!最初にエンジンの慣らしを、伊藤くんが50分間行いました。24時間耐久レースは言うまでもなく途方もなく長い距離を走るので、レースの前にエンジンを新品にして来るチームがほとんどです。もちろん我がチームも、エンジンを新品にして来ました。
1本目の占有走行で、慣らしは無事終了。続く2本目の占有走行は、最初に伊藤くんがセット出しを行った後、後半は私が練習をさせていただけることになりました。
今回のレースに向けたチームの方針を死守
1)シフトアップ、ダウンは7000回転縛り
2)縁石はイン側もアウト側も絶対に乗ってはいけない
&Race読者の皆さんにとっては「読んで字の如し」の事と思いますが、要するに「エンジンやボディ・サスペンション等を24時間持たせるために、皆で労わろう」という大切な方針なのです。それを守りながらどうやったら18号車を乗りこなすことが出来るのか、自分なりに持てる全てを出し与えられた時間を最大限生かしました。
5月23日木曜日 占有走行 90分2本
今日からドライバーは、本番に臨む6名が揃います!昨日沢山乗ったので、この日は全く乗らせてもらえないと思っていたのですが、5周ほど走行をさせてもらいました。セッティングをさらに変更していき、結果私にとっては乗りやすくなっており、嬉しくてテンションも上がります。午後もドライバー6人で交代交代に乗り、意見を出し合いセットを煮詰め、大きなトラブルなく終了しました。
同日 夜間占有走行 60分
前回に続き人生2回目の富士夜間走行です。今回はどんな走行が出来るかワクワクです!結果ですが計測5周をさせていただき、前回より2秒もタイムアップ!2分2秒台ですが、成長が感じられると嬉しいものです。