&Race&Race
  • 独占インタビュー
  • レーシングカーインプレッション
  • レースカテゴリ紹介
  • サーキット紹介&攻略方法
  • レース装備紹介
  • カート
  • 特集
  • コラム
  • ポッドキャスト
Facebook Twitter Instagram
&Race&Race

Racing School GoTake Presents
モータースポーツを愛する人のための情報サイト

  • 独占インタビュー
  • レーシングカーインプレッション
  • レースカテゴリ紹介
  • サーキット紹介&攻略方法
  • レース装備紹介
  • カート
  • 特集
  • コラム
  • ポッドキャスト
&Race&Race

Racing School GoTake Presents
モータースポーツを愛する人のための情報サイト

Home»独占インタビュー»GT500とスーパー耐久を制した竹内浩典の旅路
独占インタビュー

GT500とスーパー耐久を制した竹内浩典の旅路

2024.4.14大矢根 翼
Twitter Facebook

監督時代を経てプライベーターへ

2008年から2009年は自身がチャンピオンを獲得したCERUMOの監督を務めた。「僕は運転が好きなのであまり監督はやりたくなかったのですが…」根っからのドライバーである竹内氏は、エンジニアとドライバーが対立するたびにドライバーに肩入れしたくなるのをこらえたという。

  • 竹内浩典とは
  • レーサー竹内浩典の半生
      • デビュー以前〜AE86クラスチャンピオン
      • プロとして
      • GT500へのステップアップ
      • 頂点の苦しみ
  • 次のページ:監督時代を経てプライベーターへ
      • 監督時代を経てプライベーターへ
  • 強みは開発力
  • 略歴

しかし、ドライバーの言い分がおかしいと感じたときには「代打俺」でテスト走行を行い、そのタイムでチームを説き伏せる場面もあったという。「運転すればマシンとドライバーのどちらが悪いのかわかります」数値上の理論、現場の経験、ドライビングスキルを統合して速いチーム作りに励んだ。「監督の仕事はチームの和をとりもつことです。バランス感覚を持つのが結構大変でしたね」

次に心からレースを楽しむことができたのは、一度GT500、GT300を退き、CERUMOの監督も引退した後だったという。2012年、竹内氏は自チームのオーナー兼ドライバーとしてSLS AMGでSUPER GTに復帰した。「スポンサー集めなどは自分でやりましたが、プライベーターだったのでのびのびとドライブできました」

「のびのび」とは言いつつも2013年はポイントを重ね、最終戦までチャンピオン争いに絡みつつシーズンを4位で終えた。「勝って当たり前と思われずに走れるのは気持ちいいですよ。同時に速さが健在なことも示せたシーズンでした」

レースを楽しむ一方、「もう若くない」と感じることも多かったという。「夏場のレースは地獄ですよ。3回に1回くらいはクールスーツが壊れるので、湯たんぽを着て走っているようなものです。だから疲れたら最低周回数をこなして若手に交代。これもオーナードライバーの特権ですね」

強みは開発力

「脇坂寿一選手、本山哲選手、立川祐路選手。彼らは若いし、僕より速かった。僕より速いドライバーはゴロゴロいます」しかし、トップカテゴリーのシートを確保できたのは、チェッカーフラッグを前で受ける能力があったからだ。

「僕の強みはクルマからの情報を漏らさずに聞き取る力と、適切なパーツ・セッティングを選ぶ力です」そのセンスを竹内氏は「クルマとの一体化」と表現する。セッティング力の源泉になっていると語るのは「μ」の開発ドライバー経験。「ブレーキパッドの評価をするためには、インプレッション対象の違いを見つけないといけません。感覚を研ぎ澄まして個々のパーツを比べました」

開発を担当したパーツはブレーキパッドだけではない。SUPER GTでは関谷正徳氏とブリジストンのタイヤを、スーパー耐久ではファルケンのタイヤを開発した。マシンの熟成を進めれば次から次へと改善ポイントが上がってくる。無数にABテストを繰り返して、自分が速く走れるクルマを作り上げていった。

「開発の仕事をするとまず運転がうまくなります。そのフィードバックでクルマが速くなる。そうすると速くなるセッティングがわかる。だからどんどん勝てるようになっていきました」その集大成が2001年のSUPER GT500クラスシリーズチャンピオンだった。

「小さい頃からカートに乗っていた若手と才能や体力で渡り合うことはできません。でも僕は筋トレをする暇もないほどクルマに乗って、マシンを作る能力を培いました。3カテゴリー(JGTC・N1耐久・JTCC)に出ていた時代は毎週6日くらいレーシングカーを運転していましたね。勝手に体力がつきました」

F1はチームが最高のマシンを作り、ドライバーが最高のパフォーマンスをする仕事分担の一方、SUPER GTはドライバーに車両開発へ介入する余地が多く残されているという。竹内氏はSUPER GTが前身のJGTCと名乗る、さらにその前から開発ドライバーを続けている。イコールコンディションで圧倒的な速さを見せる相手には、パドックから始まる準備と経験で勝負する。仲間にはその術を叩き込んだ。

クルマの声を聞き分ける能力と、改善提案の解像度には強い自信を見せた。「目の前にクルマと予算を出されれば、予算内で最適なチューニングを施せます。だから僕は今もブレーキパッドの開発ドライバーを続けています」

「ここでもう一度青春をやりませんか」と語りかける59歳を迎えたベテランは、カー雑誌を見る少年のように純朴な目をしていた。

andrace_takeuchi_interview_2

略歴

年度レース戦績チーム・車種
1986富士フレッシュマンレースAE86
レースデビュー本牧タイヤ商会BP安藤レビン・AE86
1989富士フレッシュマンレースAE86フル参戦シリーズチャンピオン本牧タイヤ商会BP安藤レビン・AE86
1991全日本ツーリングカー選手権(JTC)デビューFMR Project μ・M3
1994N1耐久(現スーパー耐久)デビューProject μBP・スカイラインGT-R
1995全日本GT選手権(JGTC) GT2クラス(現GT300)デビューRE雨宮 SuperG・RX-7
1995ミラージュカップシリーズ2位プロジェクトμBPミラージュ
1996全日本GT選手権(JGTC) GT1クラス(現GT500)デビューカストロール・セルモ・スープラ
1997N1耐久クラス1シリーズチャンピオン日産プリンス千葉GT-R FALKEN
・スカイラインGT-R
1998N1耐久クラス1シリーズチャンピオン日産プリンス千葉GT-R FALKEN
・スカイラインGT-R
1999N1耐久クラス1シリーズチャンピオン日産プリンス千葉GT-R FALKEN
・スカイラインGT-R
1999ニュルブルクリンク24時間耐久レース総合6位FALKEN
・スカイラインGT-R
2000ニュルブルクリンク24時間耐久レース総合133位FALKEN・スープラ
2000N1耐久クラス1シリーズチャンピオン5ZIGEN☆ファルケンGT-R
・スカイラインGT-R
2001GT500シリーズ
N1耐久クラス1
シリーズチャンピオン
シリーズチャンピオン
auセルモスープラ・スープラ
5ZIGEN☆ファルケンGT-R
・スカイラインGT-R
2004N1耐久クラス1シリーズチャンピオンFALKEN☆PORCSHE・911GT3(911JGN)
2007株式会社シフト設立
2008SUPER GT監督就任
Formula Nippon監督就任
LEXUS TEAM ZENT CERUMO
CERUMO/INGING
201286RACER’S運営開始
2012SUPER GT GT300ドライバー復帰シリーズ12位GREEN TEC & LEON with SHIFT・SLS AMG GT3
2013SUPER GT GT300フル参戦シリーズ4位OKINAWA-IMP・SLS AMG GT3
2014ランボルギーニ スーパートロフェオ アジアシリーズ(富士、珠海、上海、セパン)参戦Emperor Racing
2016SUPER GT GT300シリーズ5位DIRECTION 108・HURACAN GT3
1 2
インタビュー
Previous Article「現在の活動や今後の目標について」浜島裕英さんインタビュー #3
Next Article スーパー耐久の魅力をドライバー目線で解説!

関連ニュース

独占インタビュー

竹内浩典 スーパー耐久電撃復帰レポート|富士24時間レース

2025.7.1
ポッドキャスト

白幡勝広|教員からF1へ!「教え子のために」その熱意がF1の扉を開く #81

2025.6.27
独占インタビュー

新東京サーキット・若濱 真之介 代表取締役インタビュー

2025.6.16
ポッドキャスト

「モビリティリゾートもてぎの魅力」後半編:ドライバーが愛するコーナーと周辺施設を一挙紹介 #76

2025.6.6
ポッドキャスト

「モビリティリゾートもてぎの魅力」前半編:日本屈指のハードブレーキコース #75

2025.5.30
独占インタビュー

加藤達彦|一度は去ったサーキット、グランツーリスモからS耐に返り咲く

2025.5.26

CATEGORIES カテゴリー

カテゴリー
  • カート
  • コラム
  • サーキット紹介&攻略方法
  • ドライビングアドバイス
  • ポッドキャスト
  • レーシングカーインプレッション
  • レースカテゴリ紹介
  • レース装備紹介
  • 特集
  • 独占インタビュー
FOLLOW US
  • Twitter
  • Facebook
  • Instagram
&Raceについて

WEEKLY RANKING 人気記事

  • 01
    竹内浩典 スーパー耐久電撃復帰レポート|富士24時間レース
    独占インタビュー

    竹内浩典 スーパー耐久電撃復帰レポート|富士24時間レース

    Total Views: 131
  • 02
    カートのF1!OKクラスを徹底解説
    カート, レーシングカーインプレッション

    カートのF1!OKクラスを徹底解説

    Total Views: 60
  • 03
    全国で乗れるレンタルカートの種類と特徴を徹底解説!
    カート

    全国で乗れるレンタルカートの種類と特徴を徹底解説!

    Total Views: 56
  • 04
    「浅野レーシングサービス密着取材 決勝 #3」スーパー耐久2025 第3戦 富士24時間レース #82
    ポッドキャスト

    「浅野レーシングサービス密着取材 決勝 #3」スーパー耐久2025 第3戦 富士24時間レース #82

    Total Views: 55
  • 05
    【中四国編】全国レンタルカートサーキット大全
    サーキット紹介&攻略方法

    【中四国編】全国レンタルカートサーキット大全

    Total Views: 53
&Race

PODCAST PRODUCED BY

Racing School Gotake

通勤通学中でも、モータースポーツの
全国のモータスポーツファンへ向けての情報発信、AndRaceのポッドキャスト!

通勤通学中でも、モータースポーツの全国のモータスポーツファンへ向けての情報発信、AndRaceのポッドキャスト!AndRaceのポッドキャスト!全国のモータスポーツファンへ向けての情報発信、AndRaceのポッドキャスト!

what’s new 新しい記事

ポッドキャスト

「モビリティリゾートもてぎ攻略法」後半編:ブレーキング勝負頻発のテクニカルセクション攻略 #78

2025.6.19
独占インタビュー

新東京サーキット・若濱 真之介 代表取締役インタビュー

2025.6.16
ポッドキャスト

「モビリティリゾートもてぎ攻略法」前半編:象徴的なストップ&ゴーと高速コーナーを攻略 #77

2025.6.13
特集

意外と手軽?初フォーミュラカーに最適なSuper FJの始め方を徹底解説!

2025.6.9
ポッドキャスト

「モビリティリゾートもてぎの魅力」後半編:ドライバーが愛するコーナーと周辺施設を一挙紹介 #76

2025.6.6
コラム

スーパー耐久シリーズ2025 第3戦 NAPAC富士24時間レース レポート2

2025.6.5

Load More

Racing School GoTakeが運営する
モータースポーツを愛する人のための情報サイト

  • 独占インタビュー
  • レーシングカーインプレッション
  • レースカテゴリ紹介
  • サーキット紹介&攻略方法
  • レース装備紹介
  • カート
  • 特集
  • コラム
  • ポッドキャスト
  • &Raceとは?
  • プライバシーポリシー
  • 利用規約
  • 運営者情報
  • 求人情報
  • お問い合わせ

FOLLOW US

Twitter Facebook Instagram
footer-banner

Type above and press Enter to search. Press Esc to cancel.