セーフティーカースタート いきなり苦戦
突然の大雨の影響で、決勝はセーフティーカー先導でスタートすることになりました。そして実はじつは、私は雨のセーフティーカースタートも、今回が初めてなのです!不安のうちにセーフティーカーの先導のまま、決勝がスタート。3周の先導周回の中でも何とか少しでもしっかりとレインタイヤを温めようと走行しますが、セーフティーカーのペースが予想以上に速く、なかなかうまく対応できません。そしてそのことに集中し過ぎた結果、レースが始まる頃には、前方の車両と大きく離れてしまいました。
”スタート早々、何をやっているんだろう……?”最後尾なので少しでも順位を上げたいのに、いきなり差を広げられてしまうとは!!しかも他チームのスタートドライバーは、経験豊富なベテランや、プロドライバーばかりのため、そう簡単に追いつける相手ではありません。何とか前のマシンについていこうと必死に食い下がりましたが、残念ながらオーバーテイクには至りませんでした。

突然のマシントラブル 約15分のロス
そんな奮闘をする中、突然、最終セクターでエンジンが吹けなくなってしまいました。アクセルを踏んでもふんでも、回転数が上がらない。トラブル発生です。今にも止まりそうな気配を見せるエンジンを、なだめすかしつつ何とかピットに戻ると、メカニックの方々が一斉に作業を開始。色々と調べて頂いた結果、センサーの故障が判明しました。
修復には約15分かかり、18号車は大きくタイムロス。表彰台を目指していただけに、序盤に起きたこのトラブルは、あまりにも痛いものとなりました。


それでも、レースはまだ終わっていません。修理の完了と共にコースに復帰すると、少しでも経験を積まなければと、いろいろなことを試しながら走行を続けました。すると、チームから無線が入ります。
「同じクラスのドライバーと比べても、かなり良いペースで走れているよ」
ラップタイムは1分57〜59秒台。苦しい展開でしたが、この無線には少し励まされました。


ただ予報とは裏腹に雨は次第に弱まり、路面はどんどん乾いていきます。小止みになった雨に一気に勝負を掛けようと、早めにスリックタイヤに替えたのでしょうか?コースアウトする車両も出て、私のスティント終盤には2度のFCYが導入されました。そして路面が乾くにつれて、レインタイヤでの走行も徐々に難しくなって来て……今回のレースは、最後まで変化するコンディションに苦戦を強いられましたが、それでも規定の走行時間を終え、武夫さんへバトンをつなぎました。


武夫さん、箕輪くんへ 続くトラブル
武夫さんはタイヤ交換をせず、レインタイヤのままコースへ復帰。しかし路面はさらに乾き始めており、さすがの武夫さんも、なかなかペースを上げられません。
その後、箕輪くんにドライバー交代。もちろんタイヤはスリックに換えて出撃したのですが、箕輪くんは持ち前の速さを発揮し、ST-4クラスの上位陣と、ほとんど変わらないアベレージで周回を重ねていきます。
やっぱり今回の18号車は速い! トラブルさえなければ……。そう思わずにはいられない走りを、箕輪くんは見せてくれます。
そんな具合に、その持てる性能をやっと発揮し始めた18号車。しかし好事魔多しで、今度は燃料系のトラブルに襲われます。こうなるとさすがの箕輪くんもペースを落とさざるを得なくなり、我慢の走行に切り換えます。
それでも18号車は何とか最後まで走り切り、チェッカーフラッグを受けました。
最終結果はST-4クラス10位(10台中)。マシンの仕上がりが良かっただけに、悔しさの残るレースとなりました。

レースリザルト


