Super FJ 日本一決定戦が、11月30日〜12月1日鈴鹿サーキットで開催されました。前回は予選について綴らせていただきまして、今回はセミファイナル編です。
12月1日(日)8時〜 A組セミファイナル
6周で争われるA組のセミファイナルは、定刻通り8時10分にスタートしました。A組の参加台数は27台のところ、決勝グリッドに進めるのは25台。つまり2台は予選落ちとなる厳しいレースのため、トップ争いはもちろん下位争いからも目が離せない、わずか35kmに満たない短期決戦が幕を開けました。
気温・路面温度が低いため、フォーメーションラップでは各車が左右に細かくウィービングさせてタイヤに熱を入れる姿が見られる一方、後方ではハーフスピンで混乱が起きるなど、昨日の赤旗祭りの再来になるのでは?と、スタート前から不安が過る展開となりました。
そしてスタート。ロケットスタートを決めたのは、ポールスタートの8号車、岡本大地選手、そして今年の鈴鹿・岡山シリーズチャンピオンの56号車、迫隆眞選手(オープニングラップで5番手から3位までジャンプアップ)。
一方後方では、元カート日本代表の51号車、落合蓮音選手(何とオープニングラップで11台抜き!)と、予選でまさかの記録なしで最後尾スタートとなってしまった6号車、渡会太一 選手が決勝レースで1つでも上のグリッドを得るために、オーバーテイクを繰り返していきます。
そして2周目に、33号車を操る磐上隼斗選手が前方車両に追突、そのままリタイヤとなってしまい、また4周目には11号車の梅本幸汰選手が最終コーナーでスピン、コースアウトを喫したため、この段階で残った車両はチェッカーさえ受ければ、決勝レースに出場の25台に残れることとなりました。
その後レースは進み、上位3台は等間隔のままチェッカー。優勝を決めたのは岡本大地選手(おめでとうございます)、続く2位には迫陵眞選手(ファステストラップを記録)、そして3位に31号車 加納康雅選手が入りました。
なお落合選手は16台抜きの9位。また渡会選手は14位まで順位を上げました。
岡本大地選手コメント
「レース時間が短かったため、特にコメントする事は無いんですけど……。迫選手のペースが速かったので、そこら辺を微調整して(決勝レース)臨みます」
渡会 太一 選手コメント
「台数が多いので、ちょっとキツかったですね。車も自分もちょっと調子が悪いんですよ。セットアップの方向性も探りながらなんで。とにかく只々追い上げるしかないですね、頑張ります」