SNSを活用して現役ドライバーと交流する
今はSNSという非常に便利なツールが存在する。私がモータースポーツを始めたころには無かったものだ。このSNSを活用しない手は無い。
X(旧Twitter)やFacebookで検索すればモータースポーツに出場しているアマチュアドライバーの活きたコメントがたくさん上がっている。気になるドライバーがいればフォローをして日々チェックしてみよう。参考になる投稿にはもちろん“いいね”や“コメント”を書き込んで交流してほしい。
ここでもひとつポイントがある。自分のプロフィール欄には「レース出場を目標に活動中」と書いておこう。この言葉が有るか無いかで現役ドライバーからのリアクションは違うものになる。なぜなら、モータースポーツ経験者ほど目標や熱意を持った人を応援したくなるものなのだ。きっとやさしくアドバイスをしてくれることだろう。
サーキットへ応援に行く
知り合いの伝手、もしくはSNSの繋がりを通して現役のドライバーと知り合えたなら、必ず現地へ応援に行ってほしい。モータースポーツには写真や動画だけでは表現しきれない現場独特の雰囲気が存在する。これは絶対に現地へ応援に行って体感してもらいたい。
さらに、現地サーキットはSNS上で知り合ったドライバーと実際に顔を合わせる絶好のチャンスでもある。現地では必ずドライバーに「応援に来ました」と声をかけてみよう。
ここでもひとつポイントがある。応援するドライバーの写真や動画を撮って、後日SNSを通して渡してみよう。スマートフォンで撮ったもので全く問題はない。ドライバーの立場からすると、レース中の写真を送ってもらえるのは、もの凄く嬉しいことなのだ。写真を撮ってくれた人の好感度が上がることは間違いなしだ!
レースのお手伝いに行く
何度か現地サーキットへ応援に行くとドライバーやチームの人に顔を覚えてもらえるようになる。このタイミングでレースにお手伝いとして参加させてもらえないか相談をしてみよう。
入門カテゴリーのレースではマシンを装備するメカニックの他にお手伝いさんを欲している場合が多い。お手伝いさんというのはタイムキーパーやマシンの拭き掃除、ピットの荷物番などの雑務全般をやってくれる人のことだ。レース期間中は人手があって困る事はないので快諾してくれるはずだ。
お手伝いとして帯同するメリットは、お手伝い先のチームの人だけではなく、他のチームの人にも顔を覚えてもらえることだ。ここまで顔が広まれば、レースを始めるための人脈としては十分以上だろう。自分の困りごとや悩みごとを相談していってみよう。
仕上げは「レースに出場したい」という熱意を伝えること
人脈が広がったならば最後は仕上げとなる。「レースに出場したい!」という熱意をモータースポーツ経験者の人達に伝えておこう。これによって「おいしい話」が自分のところに回ってくる可能性が高まる。
「おいしい話」というのはレース用の中古車の情報や、一般的には出回ってないレーシングカーのレンタル情報、さらには仲間内で出場する耐久レースのドライバー募集など、レース出場の足がかりとなる情報のことだ。この情報が手に入るところまで人脈が広がったならレース出場は目前だ!