モータースポーツ体験が気軽に本格的に楽しめるレンタルカート。それほど予算がなくても乗れる敷居の低さが魅力で、幅広い層に支持されている。日本各地のレンタルカートサーキットをご紹介する本企画。今回は関西編だ。
関西にはユニークなマシンを取り扱うサーキットが多い。関西と中部ではスポーツカートやレーシングカートのフレームにレンタルカート用のエンジンを搭載したマシンでのレースが盛んだ。また、SodiのSWSも盛んで、世界大会にステップアップするためのステージとしても有力な地域。自分に合ったカートライフを楽しもう。
レインボースポーツ
マシン:N35(GX200)
住所:三重県桑名市志知3918-1
ナイター営業も行っているので、仕事終わりなどの遅い時間でも走れる。アップダウンがダイナミックで、走ると峠のような印象を受ける。コーナーの形状やアップダウンしながら回り込む感じが峠のようなリズムだ。かつては異なるタイヤやエンジンのモデルが点在していたが、現在は統一されている。岩佐歩夢選手が幼少期を過ごしたサーキット。
MIEルートワンサーキット
マシン:Sodi+GX270
住所:三重県四日市市泊小柳町4番5-1号 イオンタウン四日市泊2階
ショッピングモールAEONの屋上駐車場を改装した、コンクリート路面のサーキット。グリップの感覚が他のコースと異なる。SWSを開催しているため、競技シーンに活気がある。また若手の育成にも熱心で、ジュニアカートのレンタルやスクールにも積極的。モータースポーツを意識して4輪やF4などへステップアップをサポートする体制がある。
ISK 大阪舞洲店
マシン:Sodi+270cc
住所 :大阪府大阪市此花区北港緑地2丁目1
数年前に全面リニューアルし、設備などが一新された。リニューアルでマシンがSodiになったため、SWSに注力している。ジュニアも盛ん。コースは特設と常設が設定されており、ロングコースを耐久レースに使ったこともある。阪神高速とUSJからアクセスが良く、大阪観光のついでに立ち寄るのもいいだろう。余談だが、サーキットからはユニークな建築のごみ処理場が見える。
スポーツランド生駒
マシン MZ200+TIA
住所 大阪府四條畷市上田原1139
関西のバイク乗りから聖地のように扱われているサーキット。中部から関西にかけて流行っているTIA+MZの「MZスポーツ」というパッケージのカートをレンタルできる。レイアウトは一般的だが、ラップが長めで低速から中高速コーナーまであるため、腕磨きに最適だ。関西では比較的早い時期にSodiを導入。SWSが流行り始める前後からSWSレースを開催していた。ちなみにこの記事にご協力いただいているドライバーの川福健太氏は、生駒代表としてSWS世界大会にチーム戦で出場した(2015,6年にフランスRKC KARTで開催)。
琵琶湖スポーツランド
マシン:CRG CENTURION+GX270
住所:滋賀県大津市伊香立下龍華町673-1
全日本カート選手権も開催している、関西を代表するカートコース。貸し切りから耐久まで幅広いレースを開催している。Redbull Kart Fightの地方予選が行われたこともあり、競技レベルが高い。CRGマシンに乗れる数少ないサーキットだ。
やすば屋サーキット
マシン:不明
住所:京都府綾部市野田町2-11
&Race編集部では情報が確認できていないため、ご存じの方はどしどし情報をご提供いただけると幸いだ。
ISK 奈良阪奈店
マシン N35X
住所 奈良県生駒市辻町480-19
峠道を封鎖したアップダウンの激しいユニークなコース。下りのヘアピンカーブでは「インベタのさらにイン」にラインが存在する。頂点まで行くとクラブハウスからカートが見えなくなるため、スピンなどで止まっても気付かれるようにカートに旗が付いている。競技志向の強いドライバーが多い傾向にある。
きのくにカートランド
マシン:不明
住所 和歌山県田辺市中辺路町小松原22
&Race編集部では情報が確認できていないため、ご存じの方はどしどし情報をご提供いただけると幸いだ。
G-7土山サーキット
マシン:Sodi+GX270
住所:兵庫県加古川市平岡町785-26
平坦な基礎にテクニカルなレイアウトのサーキット。SWSのスプリント・耐久を盛んに開催している。全国でも早い段階でSodiを導入してSWSに加入、日本代表も輩出している。川福氏はSWSのスプリントレースに参戦した。