10月24日(土)公式予選 13:40〜
Aドライバー予選
午後の公式予選は、Aドライバーの私からスタートとなります。路面はまだほとんど濡れていましたが、雨が止んでいたこともあり、スリックタイヤを選択。さてどんな感じになるかと走り出したところが……実際に走ってみると、見た目以上にグリップがあり、ほぼドライに近い状態でグリップするじゃないですか。
それなのに、目に入ってくるのは濡れた路面。頭ではもっと攻められると分かってはいても、どうしても慎重になってしまいます。アクセルをもっと踏めるはずなのに、なかなか思い切って踏み切れない。雨上がりの岡山に、すっかり見た目で騙されてしまいました。
結果は1分46秒317で、ST-4クラス10位。前日まで少しずつタイムを縮めていただけに、実に悔しい結果となりました。路面の見た目に惑わされず、実際のグリップを素早く見極めること。今後の課題がまた一つ、増えてしまいました。

Bドライバー予選
続いてBドライバーの武夫さんが、アタックに臨みます。路面は乾く方向に向かっていたものの、まだ完全なドライではなく、タイヤのグリップを見極めるのが難しい状況です。そんな路面状態は経験豊富な武夫さんを以てしても思うように攻めきれず、タイムは1分46秒616となりました。
浅野選手の予選後コメント
「なかなか思い切って行けなくて。路面状況もあり、安全マージンを取ってしまいました。見極めも悪かったところがあります。明日は天候が分かりませんが、どんな状況でも合わせていくしかないと思っています。安心して任せられるメンバーなので、みんなを信用して決勝に臨みたいと思います」
なおA・Bドライバーの合算タイムによる予選順位は、ST-4クラス10位。残念ながら、最後尾からのスタートが決まりました。

Cドライバー予選
続くCドライバー予選では、箕輪くんがステアリングを握ります。ところがセッション中の、タイヤの一番「おいしいところ」が使えるタイミングで赤旗が出されてしまい、そのラップは中断。それでも最終的には1分46秒418を記録し、Cドライバー予選はクラス5位となりました。
箕輪選手の予選後コメント
「途中で赤旗などが入り、難しい状況の予選でした。タイヤのピークもずれたところになってしまいましたが、クルマのバランスは基本的に良いところにいます。ただ、上位陣とはまだ一歩差があるので、そこはチームと相談して煮詰めていきます。明日はドライかレインか難しいところですが、チーム一丸となって頑張りたいと思います」
思いどおりのアタックとはなりませんでしたが、マシンのバランスは悪くない様子。決勝に向けて、さらにセットアップを煮詰めていきます。

Dドライバー予選
最後はDドライバーの藤原大暉選手(以下、藤原くん)。なんと彼は今回のレースウィークでは、この予選が18号車での初走行です。それなのに、いきなり1分46秒051を記録しDドライバー予選のクラス1位!
藤原選手の予選後コメント
「予選で初めてマシンに乗ったのですが、試したいセットがあって、それが良い方向にいきました。ただ決勝は雨が予想されているので、そのセットがうまくいくかは分かりません。自分の出番があるかどうかも分かりませんが、チームのサポートをしっかりしていきたいと思います」
初めて乗って、いきなりトップタイムとはさすがです。さらに、試したセットも良い方向に進んだとのことで、チームにとっては決勝に向けた大きな収穫となりました。

決勝へ向けて 最後尾からの挑戦
公式予選終了後は、翌日の決勝に向けて、タイヤ交換とドライバーチェンジの練習を行いました。天気予報は依然として「曇りのち雨」。どの程度降るのか、いつ路面が変化するのか、なかなか予測がつきません。
今回の予選では、路面の変化を素早く見極め、それに合わせて走りを変える難しさを改めて実感しました。自分の走りには反省点が多く、最後尾からのスタートとなってしまいましたが、18号車の仕上がりは良く、チームメイトの走りからも、マシンの速さは感じています。
3時間耐久はいつものレースより短い分、一つの判断や小さなミスが、結果を大きく左右します。それでも、レースは最後まで何が起こるか分かりません。武夫さんの引退まであと2戦。何とか今年初めての表彰台に上がりたいという思いを胸に、決勝に臨みます。
次回は、スタート直前の雨と相次ぐトラブルに翻弄された3時間耐久レースの決勝をお届けします。
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カメラマン:安田雅樹
