ENEOSスーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONEの第2戦「SUZUKA 5時間レース」が、4月18日(土)〜19日(日)、三重県・鈴鹿サーキットで開催されました。
前回のレポートでは、占有走行〜予選の模様をお届けしましたが、今回はその続編として、決勝日の様子をお届けします。

ピットウォーク(10:00〜)
決勝前には1時間のピットウォークが行われ、前日に引き続き多くの方々が応援に駆けつけてくださいました。私は決勝でスタートドライバーを務める都合上、直前に開かれるピットウォークは途中で退席せざるを得ず、あまり長くいることができませんでした。が、それでも短い時間の中たくさんのお声がけやお土産をいただき、本当にありがとうございました。力をいただけます!




5時間耐久レース 決勝(12:00〜)
先にも書きましたが今回も開幕戦に続き、スタートドライバーを任せていただくことになりました。前日の夜もメカニックの皆さんが遅くまで作業をしてくださり、その修復がうまくいっているのか、予選で感じていたセットの不具合がしっかりと改善できているのか……すべての確認は、本番となる決勝レースで確かめるしかないという、まさに「賭け」のような状況でした。ただ、ここまで来たらもう「まな板の上の鯉」状態です。今の自分にできることを出し切り、ドライバー全員でバトンをつなぎ、5時間後に無事チェッカーを受けることだけを目標に、グリッドに向かいました。
グリッドウォーク
グリッドにつき、まずは前後のドライバーの皆さんにご挨拶し、お互いに良いレースになることを願いながらスタートの時間を迎えます。




12時、決勝レースがスタート
どのチームもそれぞれの作戦がある中、私は前回の反省を踏まえ、できるだけ前の車に離されないよう意識して走り出しました

しかし心配していたセットはやはり少し乗りづらく、進入でマシンの向きを上手く変えることができません。なんとか車速を乗せ高い速度で浸入しようとすると、今度はコース内にとどめるのが精一杯という状態で、まさに「暴れ馬を無理矢理御する」ような展開が続きました。
そんな厳しい状況ではありますが、ドライバーとしてステアリングを託されている以上、その時点で自分にできることを一つずつ試しながら走り続けます。そして結果として、前回や昨年よりも高いアベレージを維持することができたことは、自分の中で確かな成長だと感じています。今回のレースウィークでは武夫さん、箕輪くん、藤原くんから多くのアドバイスをいただき、それをすべて決勝で試すことができました。終始落ち着いて走ることができ、最後まで集中力を切らさずにドライブできたことも大きな収穫でした。

そして何より、「やっぱりレースって楽しい」と心から思える瞬間がたくさんありました。気がつくと、カメラを持って応援してくださる方々の姿を見る余裕もあり、ヘルメットの中で自然と笑っている自分がいました。
”自分の今の限界は、この辺かもしれない。でも、どうせ走るなら、誰よりもこの時間を楽しみたい――”
そう思いながら、この場所で走れること、そして皆とこの時間を共有できることに感謝しつつ、ひたすら前へまえへと走り続けました。


こんな感じで自分のスティント75分・31周はあっという間に終わりを迎え、武夫さんにバトンタッチしました。武夫さんは順調に周回を重ねましたが、やはり武夫さんの技術をもってしてもマシンは速さが足りず、苦戦する展開となってしまいます。続く箕輪くん、藤原くんも、彼らの持つ本来のペースまで引き上げることができず、最終的に総合37位、クラス8位でチェッカーを受けました。

