hideが予選を見ていて感じたこと
私個人的には、全選手にチェッカーを受けてほしいと心から願っています。今日の予選は各選手のレースまでの準備不足を痛感する予選でした。決勝レースに行くまで、予選・セミファイナルを通ります。それまでに車両を壊しては元も子もない。様々な理由が在るのは理解できます。警報クラスの強列な風、いつもと違う環境が、負の連鎖を招いた気がします。
でも、敢えていいたい!「 落ち着け!」「 リスペクトを持て!」「コレが最後じゃないぞ!」トップレースだったら監督なり正す立場の人が居るとは思いますが、サンデーレースの場合、レーサー自体がチームのお客さんで在る事が多いのです。いわゆる選手は自己資金で参戦。この時期、タイヤに熱が入り難いのは当たり前じゃないですか?限られた時間とはいえ、2周すれば準備できるはずだと思います。
参戦するレーサーに対してリスペクトを持っていれば、赤旗の原因も減ったんじゃないかなとも思います。ヤンチャな走り、ブレーキポイントを遅らせる引けない勝負、ゾーンに入った自分を信じた走り、それがモータースポーツの魅力的な部分だという事は否定しませんよ。しかし車一台分を空けるように、他のレーサーも巻き込む事は回避できるような走り。運転手じゃない、レーサー走りの基本はやっぱり、リスペクトだと思うんです。予選で終わるつもりだったのかい?それとも今年でレース活動が終わるから、後はどうでもいいのかい?
参戦台数が多ければリスクも増えるのは仕方ないですが、まだ予選。決勝レース チェッカーフラッグを受けるまでに、セミファイナルレース・そして決勝レースが在るんです。また来年以降もレースしたいんじゃないんですか?熱くなるのは分かりますが、レースに終わりはない。極端な話「生きている間はレースなんだ」とレーサーには思って欲しい。次に繋げるために、レーサーはレーサーらしくあってほしい。
Super FJ 日本一決定戦とは、人生の縮図・一期一会のレーサー達の祭典。みんな頑張れ!次回はセミファイナルのレポートをお届けします。
カメラマン:かわうそさん、su_san_motorsport、本多秀明