「サーキットを走行してみたいが、何を準備すればいいんだろうか?」「予算はどのくらいかかるのだろうか?」疑問は絶えない。
そこで今回は「はじめてのサーキット走行」に必要な装備品をご紹介。モータースポーツアナウンサーの結川愛寿加さんから、2023年にスーパー耐久へ復帰した&Race編集長の三上 和美に話を聞いてもらった。
ヘルメット
結川 まずサーキット走行といえばヘルメットが必要ですよね?走行会では今お持ちのようなヘルメットが必要なのでしょうか?
三上 結論から言えば、最初の走行会ではFIA規格のヘルメットは不要です。私はAraiのGP6Sにペイントを施して愛用しているのですが、私が最初にサーキット走行した時のヘルメットはバイク用でした。

とはいえ最近はバイク用ヘルメットやハーフヘルメットがNGなサーキットも多いので、破片から顔を守るためにも、フルフェイスヘルメットがいいでしょう。長期的にレースにも出る予定であれば、FIA規格のヘルメットを購入しておくと長く付き合っていけますよ。
結川 なるほど、ちなみにGP-6Sは高級ヘルメットなんですか?
三上 GP-6SはFIA規格の中ではコストパフォーマンスに優れたモデルで、実勢価格が6万円前後です。同じ規格でも30万円以上するカーボン製の高級ヘルメットもあり、軽さや空力性能が優れていると言います。私には手が届きませんでしたが、試着しただけでも軽さは一目瞭然だったので、手が届く方はぜひ…!
フェイスマスク
結川 三上さんはいつもフェイスマスク(バラクラバ)の上からヘルメットを被っていますよね。何か理由があるんですか?
三上 誰しも走行すれば汗をかくと思うので、ヘルメットを汗だくにしたくないと思います。私も同じですが、他にも理由が2つあります。1つ目は排気ガスやタイヤカスなどの汚れが顔につかないようにするため。

もう1つの理由は、化粧のファンデーションがヘルメットの内側にこびりつかないためですね。特に女性がフェイスマスクをつけずにヘルメットを被り続けると、使っていた期間分のファンデーションがヘルメットの内側に固着するんです。
結川 それは想像するだけで嫌すぎる!
三上 私が愛用しているフェイスマスクはMARINAのM-PLUSという、体感-3℃になるモデル。公式レースへ出るためには、M-PLUS のようにFIA認定された耐火フェイスマスクが必要ですが、走行会であればもっと安いモデルでも大丈夫ですよ。
シューズ
スニーカーは?
結川 レーサーは皆さんレーシングシューズを履いていますが、持っていない方も多いと思います。走行会はスニーカーで参加してもいいのでしょうか?
初めての走行会はスニーカーで参加する方も多いですね。レーシングシューズをおすすめしたいですが、難しい場合は薄底のスニーカーをおすすめします。
アクセルやブレーキの微妙な感覚を掴むために、靴底は薄いほうがいいです。
OMP ONE EVO XR
結川 そんな三上さんが愛用しているシューズは?
三上 私はOMPのONE EVO XRを愛用しています。このシューズ、脱着がワンタッチな上に、靴紐を扱わなくていいからとても運用が楽なんです。
装備はいつもレーシンググッズ通販サイト「Monocolle」を運営している阪さんという方に相談しているのですが、「これはタイムが上がる靴だ」と言われ、いいお値段ですが買ってしまいました。


結川 シューズでそんなにタイムって変わるものなんですね。
三上 最初はFIA公認の中で一番安いものを買おうと思っていました。でも、SUPER GTやSUPER FORMULAのドライバーもみんな使っている、速く走りたいならこれだ、と言われたら飛びついちゃいますよ。実際に車の動きがよく伝わってきます。
三上 ちなみに案件ではないので1円も貰わずに喋っているのですが、ズボラな私が手入れをサボりながら1年使ってもこんなに綺麗なので、一生モノに出会えたと思っています。
このシューズがタイムの差を生み出すところまで、日々技術を磨いています!


