グローブ

軍手
結川 続いて気になる装備はグローブです。私がレンタルカートに乗るときは軍手を用意されることが多いのですが、サーキット走行だといかがでしょうか?
三上 本当に予算がない場合、せめて手のひら部分にゴムがついているものを使ってください。おすすめはしませんが、まだグリップします。しかし、ハンドルを握ったときに軍手の中で手が動いてしまうので、繊細なハンドルさばきは難しいでしょう。テンションもちょっと上がりにくいかな。
結川 テンションは大事ですよね。それでもレーシンググローブが難しい方にはどのようなグローブがおすすめですか?
ゴム手袋
三上 これは私が草むしり用にホームセンターで買ってきたグローブなのですが、手のひら側全面に天然ゴムがついているので、グリップ感が向上しています。

結川 確かにものを握ったときのホールド感とグリップ感がありますね。
三上 はい、ただしゴムなので夏場は片面に汗をびっしょりかくのと、やはりレース用ではないので、繊細なハンドルさばきには向いていないです…。はじめての走行にお試しで使う分にはいいかもしれませんね。
CLA TRIAL
結川 これは一気に本格的になりましたね。材質もスウェードのよう。手首をマジックテープでホールドできるので、フィット感も全然違います。

三上 CLAは世界的に有名なメーカーで、TRIALはFIA公認がないエントリーモデル。走行会やレンタルカートなどのカジュアルなモータースポーツシーンで活躍するでしょう。
私としては、走行会などに臨むときはこのグローブあたりの装備から始めてほしいですね。
Alpine Stars TECH-1 ZX V3
結川 CLA TRIALで「このあたり」と言いましたね?ということはまだ上があるということでしょうか?
三上 最終兵器、Alpine Stars TECH-1 ZX V3です。外縫いだから内側が滑らかで装着時のストレスがない上に、毎回洗濯機に突っ込んでも大丈夫なほどタフなんです。
結川 あっ、全然違う。外縫いってそういうことか!タフレッドからCLAに付け替えたときにも感動しましたが、これも一度つけると元に戻れなくなりますね!


三上 そうなんです。ホールド感が本当に良くて、微妙なクルマの動きも敏感に伝わってきます。とはいえこれは最上級モデル。サーキットを軽く走ってみたい方は5,000円から7,000円台くらいの価格帯で自分に合うものを探してみるといいでしょう。

三上 高級レーシンググローブを使用するときの注意点は、絶対に運転以外に使わないことです。私が若いころにドリフトのタイヤ交換もレーシンググローブでやっていたら、一瞬で穴が開いてしまったんです。メカさんに言ったら「当たり前だろ」って言われちゃいました。
レーシンググローブはメカニックグローブなどと使い分けましょう。
今回はサーキット走行に必要なヘルメット、シューズ、グローブに注目してみた。レーサーはよく「クルマと会話する」という表現を使う。実際、靴底が1mm薄くなれば、その分距離が縮まる。クルマの動きを密に感じ取れるようになると、モータースポーツはもっと楽しくなる。
あれ?レーシングスーツは?と思った方は次回の記事もご覧いただければ幸いだ。




