ENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE 第4戦「もてぎスーパー耐久 5Hours Race」が9月7日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されました。
WedsSport GR86(18号車)は、同レースST-4クラスに参戦。灼熱の5時間バトルとなった過酷なレースを127周走り切り、総合25位/47台、クラス4位/7台でチェッカーを受け、完走を果たしました。
私(&Race編集長 三上和美)にとっては「レース復帰後”初”の『もてぎ』スーパー耐久(前回の参戦は2003年!)」であるとともに、フランスからの帰国が8月末のため「帰国直後の時差ボケのままのレース参戦」となるなど、不安要素てんこ盛りととなることが予想された今回のレースですが、一か八か自分の可能性に賭けて、参戦することに決めました。
強烈な暑さと台風直撃
フランスを出発した時の気温は、摂氏10度。ダウンジャケットを羽織って帰国の途に就きました。が、14時間のフライトを経て着いた日本は、何と気温摂氏33度&強烈な湿度。何より23度もある気温差は、まるで南国リゾートへ来たかのような錯覚こそ覚えませんでしたが、とにかく強烈なものでした。
それだけではありません。ちょうど私が帰国した時期は、皆さんもその動向を注視されたでありましょう台風10号「サンサン」が、日本列島を直撃していた正にその時。無事に日本に戻れるのかさえも怪しい状況での帰国となりました。
さて、このサンサンの曲者具合は皆さんご存知の通りで……帰国翌日に「Racing School GoTake 86号」で走り込みを試みたものの、スポーツ走行自体が中止になったり高速道路が連日通行止めになったりと、もうサンサンには散々な目に遭いました。
確かに普通なら、台風の時にサーキットに練習に行こうなどという無茶をやろうとは思いません。しかし2ヶ月半もサーキット走行が出来なかった私には、目の前にぶら下がっているスポーツ走行枠を眺めながら「走らない」というチョイスは、考えられませんでした。
チームに迷惑はかけたくないし、期待にも応えたい、そして自分に負けたくないという一心で、”どんな状況でも出来ることがあるなら全力でやろう”との覚悟です。
いつもありがとうございます!
毎度のことながら、このようなお願いに浅野レーシング所属ドライバーでMRSチームオーナーでメカニックである森正行さんには、多大なお力をお借りしました。また浅野武夫さん(以下、師匠、鉄人、もしくは武夫さん)、竹内浩典さん、伊藤慎之典くん(以下、伊藤くん)、岡野さん(元スーパー耐久チャンピオン&我がチームの監督補佐)といった方々にはアドバイスをいただくなどして、自分なりに備えてサーキット入りをすることが出来ました。感謝申し上げます。
さて、これよりようやくレースレポートが始まります!最後までお付き合いくださいませ〜。