9月7日土曜日 公式予選 8時〜
公式予選は、AドライバーとBドライバーの合算タイムで決まります。この日は外気温度・路面温度共に極めて高いため、「タイムが望めるのは1周のみ」という実にシビアな状況の中、開始されました。
最初にAドライバーの武夫さんがアタック!
このラップに全神経を集中してアタックを開始したのですが、しかし不運にも最初にして最後のアタックラップ中の目の前で、何とST-3の車両が激しくスピン。それを避けるために大幅に減速せざる得なくなってしまい……結局それが祟り、2’12.911を出してピットに帰還。トップと0.9秒差の5位という結果でしたが、めちゃくちゃ悔しそうだったのは言うまでもありません。
続いてBドライバーの伊藤くんがアタック開始
するとどうでしょう?電光表示板に「2’10.949」という、今まで見たこともない数字がいきなり表示されたじゃないですか!
何となんと、伊藤くんはST-4クラス唯一の10秒台を叩きだしたのです!!
伊藤くんが速いことは当然知っていましたが、2位を0.3秒も引き離してトップタイムをマークしたのですから、これはもう本当に見事です。
ST-4クラスは国内トップクラスのプロドライバーが半数以上で、日本を代表するチームが参戦しています。その中でプライベーターである我々が何とトップタイムを叩き出したのですから、これは快挙と言っても過言ではありません。
この結果は伊藤くんの実力はもちろんですが、18号車のポテンシャルが証明されたということでもあります。師匠もデレデレに喜んでいて、チームの士気が一気に上がったことは、言うまでもありません。
最終的に18号車は、予選はクラス3位。決勝では表彰台はもちろん、優勝すら狙えるポジションに付けることに成功しました。これは……まぁ……色々な意味でプレッシャーがかかりますね(汗)。
なお伊藤くんがマークした予選タイムは、単独ドライバーのタイムとしては最後まで抜かれることなく、ST-4クラス予選中の公式ベストタイムとなったことを添えておきます。