9月5日木曜日 13時〜16時 特別スポーツ走行(全クラス)
チームはマシンのセット出しに集中
サーキット入りを果たし、久々に18号車とご対面。鮮やかなWedsカラーを目にした瞬間、“このマシンをドライブできるって、本当に誇りだな〜”と、もうテンションはアゲアゲです。
チームの拠点である浅野レーシングサービスから一番近いサーキットであるためか、どこか地元にいるというホーム感のある「もてぎ」。ここで6月に18号車をドライブさせていただいた時には、同じ気温・オールドタイヤ装着で2分16秒が出ていたので、まずは16秒台を目標に据えます。そうすればニュータイヤ装着時には、14秒台が見えるかもしれないですからね!
「まずはセット出しに集中し、セットが決まったら私の練習時間」ということで、チームから指示をいただきました。練習時間を用意していただけるのは、本当にありがたいです。(私もそのうち、セット出しのメンバーになりたい……)
久しぶりにドライブする18号車
セットがある程度決まったところで監督から指示をいただき、乗り込みます。
シートベルトをしっかり閉めて、いざコースイン!しかしそこで直面したのは、「18号車の走り方を完全に忘れてしまっている自分」でした。
”覚えていると思っていたのに……”もう完全に振り出しに戻ってしまったような、絶望的な感覚に襲われます。
しかし落ち込んでばかりはいられません。耐久レースですから、エンジンを労るための「最大回転数縛り」があるのでそれをキッチリ守りつつ、何とかかんとか自分なりに工夫を重ねた結果、与えられた8周で17秒台まではタイムを上げることが出来ました。
このタイムは、チームメイトから1.5秒ほど遅れたものです。もちろん次回以降でも少しでもタイムアップを果たそうと、ピットに戻るや否や車載ビデオの確認を開始。すると、全てのコーナーで失敗をしていることが判明しました!
これは一見絶望的ですが、逆から見れば「もし上手くまとめられたら、大幅にタイムアップが出来る」ということです。そのため伊藤くんとデータロガーを比較させてもらったり、走行時間以外は全て勉強時間に充て、明日のスポーツ走行に備え早めに宿に戻りました。
張り詰めた遠征時、唯一の寛ぎの場となるお宿には、今回も温泉旅館をチョイス。
露天風呂から滝が流れるのを眺めながらひたすら表彰台のイメージをして、おにぎり食べながら仕事をして、その日は眠りにつきました。
9月6日金曜日 特別スポーツ走行 8時45分〜9時45分
占有走行 10時〜11時(Gr2)占有走行 14〜16時
スーパー耐久走りに苦戦
チームは昨日に引き続き、占有走行枠を目一杯使ってマシンを仕上げることに集中しました。
そんな中「セットが決まったら、私の練習時間」とのご配慮を頂けて、この日は計15周の走行を実施。
本日ももちろん、回転数の縛りがあります。
走行を開始したところ昨日よりはマシンに慣れて来てはいるのですが、何やら「乗りこなしているという感覚」が希薄なことに気付きます。
上のクラスに抜かれ、下のクラスの車両を抜くという、耐久レースならではの他クラスとの絡みが入ると、大きくタイムロスをしてしまいます。
そんな状況の中、監督や伊藤くんのアドバイスを試そうともがいてみましたが、次第に泥沼にハマっていき……結局タイムアップを果たすには至らず、不安な気持ちのまま決勝日を迎えることとなってしまいました。