4輪や2輪のビッグレースからローカルレースまで、幅広いカテゴリーでモータースポーツファンに愛されているスポーツランドSUGO。ここでは走行や観戦に加えて、こだわり抜いた地元食材のグルメも楽しめます。なかでも2023年4月にオープンしたSUGO CAFÉは、モータースポーツグッズに囲まれながら食事を楽しめるSUGOの新名所。ひとりでも、友人や家族と一緒でも楽しめる、SUGOの新しいグルメをご紹介します。
SUGO CAFÉ
SUGO CAFÉはスポーツランドSUGOの正面ゲート前にあるレストラン。店内にはお土産コーナーのほかバイクの展示もあり、食事を楽しむ間もレーサー気分を味わえます。
メニューにもこだわりを持ち、地元村田町の酒粕や味噌など、発酵食品の風味を生かしたオリジナル料理が特徴です。今回は元ドリフトギャルの真美さんと一緒に、名物メニューをいただきました。
85(発酵)カレー
最初に注文したのは名物の85(発酵)カレー。スープとサラダもついて990円とお得です。カレーにはたっぷりとひき肉が溶け込んでいてボリューム満点。名前の通り発酵食品がふんだんに入っていて、普通のカレーとは香りが違います。
口に運ぶと、地元・村田町にある桜中味噌店の生味噌「粋」の風味がジュワっと広がり、ひき肉との相性が抜群。塩味はこの味噌でととのえているのだそうです。まろやかな旨味はやはり地元の銘酒「乾坤一」の酒粕が引き出しています。85カレーはお土産コーナーでも購入でき、自宅でも楽しめるのが嬉しいですね。
付け合わせのサラダには、酸味の効いたすりおろし野菜のドレッシングが。新鮮な葉もの野菜との相性がよく、まろやかなカレーと良いコントラストです。クリーミーなスープはオリーブのコクも相まって体が温まります。
クセになるユニークなルーでご飯も進み、あっという間に完食してしまいました。
710(納豆)ボロネーゼ
真美さんは710(納豆)ボロネーゼを注文。見た目にもわかるほど納豆がゴロゴロ入っています。納豆とパスタの組み合わせは時おり見かけますが、ボロネーゼと絡んでひきわりのような形になっているのは珍しいかも。サラダとスープがつくのは85カレーと同じです。
ボロネーゼは主張しすぎない納豆の風味がソースの旨味を引き立てています。ソースはコクのある不思議な味。とても美味しいのですが、正体がわからずスタッフの方に聞いたところ、隠し味にやはり生味噌「粋」が使われているのだとか。
ひき肉のコクを納豆と味噌という地元の大豆コンビが上手く引き立てており、変わり種というよりも新定番の予感です。こちらもスープとサラダをいただきつつ、ペロリと完食。日本一にもなったという地元の納豆の実力を堪能できました。
酒粕ミルクソフトクリーム
食後はお食事とセットのドリンクと一緒に、デザートの酒粕ミルクソフトクリームをいただきました。食べる前から私たちはその可愛いフォルムに興奮気味。この形はシャバシャバした水っぽいアイスでは出せません。
形を崩すのがもったいないと思いながら頬張ると、リッチなクリームの風味が口の中に広がった後に、酒粕の「和」が追いかけてきます。85カレーと同じく「乾坤一」の酒粕で、その風味が生きています。銘酒の味を楽しみながらクルマで帰れるのも嬉しいところ。濃厚でありながら後味はサッパリとしており、コーヒーと一緒にいただくと、もう一回食べたくなってしまいました。
こだわりの食材を使ったユニークな料理がリーズナブルにいただけるSUGO CAFÉは、スポーツランドSUGOの新名所。SUGOに入場しなくても利用でき、沿道からもアクセスしやすいので、ツーリングの途中にふらっと立ち寄るのもいいですね。サーキットに用事がない日でも入りやすい、穴場レストランです。