ガレージ稲富 稲富 圭監督
レース歴 | 約20年 |
レースデビュー | FJ1600 |
年代 | 50代 |
居住地 | 神奈川県・相模原 |
経歴
稲富監督はSUPER GTの冨林勇佑選手ら、多くのドライバーを輩出しているパーティレースの名門、「ガレージ稲富」の監督。クルマ好きが高じてレースの世界に飛び込み、会社員として働きながら7名のドライバーを擁する常勝チームのオーナーになりました。
これまでの経歴を教えてください。
稲富 FJ1600でレースデビューし、RX8・パーティレースにも参戦。RX-8・パーティレース終了後はエイトリアンカップでタイムアタックをしていましたが、現行のNDロードスターに衝撃を受け、2016年から自分のドライブでパーティレースⅢへ参戦することでレースに復帰しました。
現在務めるチームオーナーになったきっかけは、GTドライバーがマイレージを積んで国際Cライセンスを取得するためにマシンを3戦だけ貸し出したことです。自分も参戦していたのに貸せたのは、開催レースの日程が分かれていたからでした。マシンを貸した話が広まり、若手に貸すようになりました。
ガレージは自宅で、稲富監督のポジションはメカニック。稲富ガレージ出身ドライバーのうち5人をスーパー耐久に送り出しています。そのスーパー耐久にもメカニックとして参戦し、帯同チームのTracyはチャンピオンも獲得!ロガーの解析やセッティングを通してドライバーを表彰台に送り込んでいます。
ロードスター・パーティレースⅢの魅力
「頑張ればバイトでもできる資金的な楽さがいいですよね」。語る稲富さんの後ろでは、多くの若手が楽しそうにマシンを整備していました。
ロードスター・パーティレースⅢの魅力は何でしょうか?
稲富 ヒラヒラ運転できるライトウェイトスポーツで、大きな動きが魅力です。イコールコンディションでアライメントくらいしかいじるところがありません。そこにワンメイクの良さが詰まっていると思います。ちゃんとアクセルオフで曲げ、アクセルオンをなるべく早くして速さを積み上げる走り方には、後輪駆動の基本が詰まっています。
現在の目標を教えてください。
稲富 2024年の目標はシリーズチャンピオン。2023年に1ポイント差で逃した栄冠を獲得すべく、合同テストに臨んでいます。座右の銘は「回ってもはみ出してもいい。ぶつけるな」。定年後はロードスターを専業にしたいですね。
SUGOの好きなコーナー、苦手なコーナーを教えてください。
稲富 SUGOは車速を残しながら走る必要があるところが面白いですね。だからSP1コーナーが特に好きです。難しいところは馬の背コーナーですね。ヘアピンともなんとも言えないスピード感が、難しいです!」