乗れる場所と時間を確認しよう
レンタルカートに乗りたいと思ったら、まずはどこで、いつ乗れるか確認しよう。レンタルカートを提供しているサーキットでも、日時によっては予約が埋まっていたり、他車種の走行時間が設定されている場合もある。
サーキットでレンタルしよう
まずは「レンタルサーキット 居住地」で検索してみよう。

神奈川県の場合、F.ドリーム平塚などは初心者でも飛び込みでレンタルカート走行を楽しめるサーキットだ。
ここで注意したいのは、レンタルカートを出していない、持ち込み専用サーキットだ。たとえば筑波サーキットはカートのコースとして有名だが、レンタルカートのサービスは行っていない。必ず事前にホームページでレンタルの有無と予約の要否を確認しよう。
レンタルカートの走行枠を確認しよう
レンタルカートを提供しているサーキットを見つけたら、走行スケジュールを確認しよう。サーキットによっては、時間帯で走行できる車両を区切っている場合がある。たとえば10時から11時はバイク専用などだ。予定の時間に他の人が占有走行していないか確認しよう。
たとえば埼玉県にあるクイック羽生のサイトで走行カレンダーをみると、「グループレース」と書かれていることがある。これは貸し切りの利用者がいるという意味なので、他の時間帯を選ぶようにしよう。
レンタルカート料金の相場は1日1万円〜
レンタルカートの料金は1走行あたりのチケット制と、1日あたりの走り放題プランが一般的だ。走り方は大きく分けて自分のタイムを計測しながら走行するタイムトライアル、仲間内でコースを貸し切るグループレース、誰でも参戦可能でサーキットなどが主催する公開レースがある。
走行料金は1日1万円程度〜が相場だが、本当のチョイ乗りであれば2,000円程度から楽しむこともできる。
タイムトライアル:2,000円〜
タイムトライアルはカートに装着された計測器でタイムを計測しながら走るプラン。どこのレンタルカートでも可能で、もちろん1人でも気軽に楽しめる。走行後には印刷したタイム表を見られるのが一般的だ。タイムを見れば自分が何周目にベストタイムを出したか、コースレコードと比べてどのくらいの差があるのかなどを知ることができる。
料金はサーキットによって周回数制、分数制がある。2,000円は概ね5分以内の走行が相場だ。5分で2,000円は高いと感じるかもしれないが、レンタルカートを全力で5分間走らせると、初心者は帰りの運転が心配になるほど疲れる。チケットのまとめ買いなどで割引プランを用意しているサーキットも多い。

走行タイムが随時表示される

タイムトライアルはあくまでレースではなくフリー走行なので、無理な追い越し、ブロッキングは禁止だ。最初は後ろから速い人が来たら素直に道を譲り、その後ろを追いかけると面白い。走行ラインやブレーキを踏むポイントなど、上達に役立つ情報を吸収できるだろう。初めてのモータースポーツ体験には最もおすすめな乗り方だ。
グループレース:6,000円〜

グループレースは仲間でコースを一時的に貸し切ってレースができるプラン。テレビやゲームなど、画面の中にしかなかったレースの世界に自分が飛び込める。一般的には事前予約が必要だが、メンバーを集められたら開催すると盛り上がるだろう。グループレースは予選・決勝で構成しているサーキットが多い。中には表彰式まで込みのサーキットもある。タイムトライアルとは異なりレースなので、ブロッキングや駆け引きの要素が勝敗を左右する。
多くの人にとって「自分でレースがしたい!」という思いを叶えられる最も簡単な方法がレンタルカートのグループレースだ。特別な資格も、自前のレース用車両も不要。人さえ集めれば全力でレースが楽しめる。先行車を追いかけているうちに後ろが迫ってきて、それをブロックすれば前が逃げる…という駆け引きを楽しみたくなったらぜひ体験してみてほしい。
料金は予選から決勝まで含めて1人6,000円〜が相場だ。6,000円でレーサーとなり、ライバルとバトルできる。「来週飲みに行かないか?」と誘われたら、「その予算でレースしない?」と返してみてはいかがだろうか。
公開レース:10,000円〜

公開レースはサーキットなどが主催するレースで、応募した参加者同士がしのぎを削る。初心者向けから世界大会につながるレースまで、幅広いカテゴリーで開催される。最もカジュアルなものだと平日の夜に開催されていることもあるので、仕事終わりに参戦することも可能だ。
公開レースの相場は10,000円〜といったところ。仲間を集めるのが難しい人、腕試ししたい人、ステップアップしたい人など、とにかくレースしたい人はサーキットの公開レースをチェックしてみてほしい。