「モータースポーツに興味があるが、何から始めていいのかわからず今一歩踏み出せない」「サーキットを走っている友人もいない」。そんな方へ、N-ONE OWNERS’ CUP優勝ドライバー「おかえり」こと岡村英莉選手と、2023年にスーパー耐久へ復帰した&Race編集長の三上和美が、サーキット走行を楽しむ秘訣を大公開。聞き手はSUPER GTなどで活躍中のアナウンサー、結川愛寿加さんにお願いした。愛車やカートでサーキットを満喫し、レースの喜びを味わう方法を知りたい方はぜひご一読いただければ幸いだ。
サーキット走行を始める前の自分にアドバイスできるなら?

結川 もし今サーキット走行を始める前の自分に出会えたら、どのようなアドバイスをしますか?
岡村 「最初からいいものを買うな!」と言いたいですね。最初の頃は「あれもこれも」と買い込んで想定外の出費になってしまいました。ですがそのお金は練習費にあてるべきだったと思います。だから最初のレーシングギアは入門用でもよかったのかなと。
三上 私はもっと雑草魂ですね。過去の自分には「まず貯金を!」と言いたいです。「親や支援者に頼れないなら仕事を頑張れ!」と。それから「有酸素運動で体力を作れ!」と。
あとはコストを抑えるため「マシンの挙動をレンタルカートなどで学んで!」とアドバイスしたいです。アンダーステアやオーバーステアの感覚を理解していれば、最初から金欠になりませんでした。


走行にかかる費用は
結川 サーキット走行にかかる費用の相場を教えていただけますか?
三上 レンタルカートだと10周2,000円くらい、安いと1,200円くらいの場所もあります。
自分のクルマで走る場合は3万円くらいから。内訳はライセンス費、30分×2~3セットの走行費、タイヤやガソリン代などの消耗品、交通費などです。MAXで150万円くらいでしょうか。自走でサーキットに行けなかったり、メカニックが必要な場合は輸送費や人件費もかかります。
GT-Rやポルシェなど、車重が重くてタイヤやブレーキへの負担が大きいマシンになるほどコストは増えていきます。反対に軽いマシンの場合はお財布への負担も軽くなります。
岡村 とはいえ愛車へのこだわりもあると思うので、費用は「想い」によって変わりますよね。
三上 そうですね。
コストがかさむ消耗品はタイヤです。タイヤが減ってくるとタイムも落ちてくるのですが、交換頻度を落とす場合は、ある程度タイムを妥協するしかないと思います。




