AKASO Brave7-4K
最大解像度 | 3840×2160(4K) |
最大フレームレート | 120fps (1080p) |
最大画各 | 170° |
最大カメラ数 | 1 |
GPS機能 | × |
ロガー機能 | × |
その他主要機能 | |
税込価格 | 22,499円 |
三上が普段から持ち歩き、走行で手軽に使っているカメラがAKASOのBrave7だ。いわゆる低価格アクションカムだが、堅牢さと画質はスポーツ走行の記録に十分なクオリティを達成している。純粋なカメラのため、ロガーとしての機能は備わっていないが、それを補って余りあるコストパフォーマンスだ。
フォーミュラなど、車外にカメラを露出せざるを得ない場合、特に気になるのが飛び石だ。高級で頑丈なカメラでも、時速200km/hで石がぶつかればさすがに壊れる。三上のBrave7は飛び石で前方モニターが破損したが、今の時点ではまだ問題なく使えている。短期間で使い潰す覚悟で運用するのが吉だ。
バッテリーは1走行で1本消耗が目安。サーキットに行くなら4本程度は予備を持っておこう。また、動画が約5分で区切られるので、簡単な動画編集ソフトで繋げば問題なく視聴できる。
GoPro HERO12 Black
最大解像度 | 5312×3988(5.3K) |
最大フレームレート | 240fps (2.7K) |
最大画各 | 156° |
最大カメラ数 | 1 |
GPS機能 | × |
ロガー機能 | × |
その他主要機能 | |
税込価格 | 62,800円 |
川福氏が初代から愛用し続けているGoProの最新フラグシップモデルがHERO12 Blackだ。GoProの魅力はアクセサリーが豊富で社外パーツが多く、利用者が多いため情報が豊富なこと。また、GoProは世代が同じであればバッテリーを使いまわせるため、中古を使い捨てるような運用も可能。以下の世代表にあるモデルはバッテリーを共用できる。
世代(俗称) | モデル |
---|---|
第1世代 | HD HERO~HERO2 |
第2世代 | HERO 3 |
第3世代 | HERO4 |
第4世代 | HERO5~HERO7 |
第5世代 | HERO8~HERO9 |
第6世代 | HERO10~HERO12 |
バッテリーは1走行1本程度が目安。AKASOと同じように、バッテリーは複数本持ち込もう。撮影自体はAKASOと同程度の価格で入手できるHERO7などの中古でも問題なくできる。
車載映像撮影用カメラの選び方
車載カメラは安いものだと新品5千円程度で購入できるが、そのお金は走行費用にも充てられる。高価なカメラほど「あったら嬉しい」機能が付属しているが、自分の走り方や使い方でその機能を使い切れるのかと検討してほしい。
運用するシーンで選ぶ
最初の選び方は運用での選択だ。「コンマ1秒単位でブレーキングポイントを把握したい」「操舵角を知りたい」など、詳細なロガーが必要な場合はAIM SmartyCAM 3 などが必要だろう。
反対に、映像を手軽に確認することを重視するのであれば、Garmin Catalystは有力な選択肢だ。
ダートトライアルの社外映像やフォーミュラなど、カメラが物理的なダメージを受けやすい環境であれば、AKASO Brave7などの廉価なカメラを、使い潰すように運用する選択肢が出てくる。
車載カメラを運用する目的は人それぞれだ。映像を走りの向上に役立てたい方もいれば、映像の共有を楽しみたい方もいるだろう。自分が走ろうとしているカテゴリーと、自分が映像をどのように映像を運用したいのかイメージして選んでいただきたい。
機能で選ぶ
運用が違えば必要な機能も異なってくる。美麗で滑らかな4K映像を楽しみたい方には、最新のGoProが常に最先端の映像体験を提供してくれるだろう。
一方でM&S Dual Streamは4K撮影こそできないが、本体の機能と関連ソフトによって、速度やタイムを簡単に映像と統合できる。スロー再生しながら足元映像と走行映像を見比べれば自分のブレーキングポイントは一目瞭然だ。
すぐに走行をチェックできた方がいいのか、じっくり見られる情報量が必要なのかなど、シーンが決まったら必要な機能を考えると、おのずと選択肢は絞られてくるだろう。
最後に、映像は視聴してこそ価値がある。自分が積極的に使い倒している姿を想像できるカメラと一緒にサーキットへ繰り出してほしい。