スーパー耐久のST-Qクラスに参戦を続けるSUBARUのワークスチーム61号車(Team SDA Engineering)。2024年のスーパー耐久第2戦富士24時間レースで、BRZはラストランとなった。SUPER GTのSUBARUチームでもアナウンサーを務めている結川愛寿加さんが密着取材を行った。
#61 Team SDA Engineeringとは
Team SDA Engineeringはカーボンニュートラル燃料のマシンを、新技術で耐久レースに挑戦する場であるST-Qクラスに送り出しているSUBARUのワークスチーム。ドライバーにはSUPER GTで長年コンビ関係にある井口 卓人選手と山内 英輝選手に加え、ジェントルマンドライバーとしてSUBARU社員を起用して参戦している。
Aドライバー | 伊藤 和広 |
Bドライバー | 山内 英輝 |
Cドライバー | 井口 卓人 |
Dドライバー | 花沢 雅史 |
Eドライバー | 廣田 光一 |
Team SDA Engineeringは第3戦オートポリスラウンド以降、WRX S4をベースとしたHIGH PERFORMANCE X FUTURE CONCEPTで参戦する。
レース前ドライバーインタビュー
Aドライバー 伊藤 和広選手
スタートドライバーとなりましたが、心境をお聞かせください。
伊藤 昨年から社員ドライバーとして参戦していましたが、スタートドライバーは初めてなので緊張しています。ライバルの28号車に対して一発の速さでは分が悪いですが、BRZは私たちが作ってきたマシンの集大成なので、きちんと自分たちの走りをしたいと思っています。
Bドライバー 山内 英輝選手
今回のレースでの山内選手の役割を教えてください。
山内 ほぼ夜間担当です。明るい時間帯は社員ドライバーに頑張っていただき、夜は僕と卓ちゃん(井口 卓人選手)で回します。19時くらいでの交代を予定しています。
今回はSUPER GTみたいにたくさんの方にピットウォークに来ていただいているので注目度の高さを感じます。お祭りとしての24時間レースを楽しみにしてきてくれていて、いいイベントになっているのではないかと思います。どんどん注目度や応援してくれる人が増えてきているのを感じます。
スーパー耐久でいいクルマづくりをして、ユーザー喜んでもらえるマシンづくりに貢献したいです。
Cドライバー 井口 卓人選手
雰囲気はいかがですか?
井口 お祭り感があって24時間レースはいいですよね。SUPER GTと比べると緊張感から解放されてレースを楽しめていると思います。今回はBRZのラストラン。愛着があるマシンなので、大切に乗ってタスキを繋いでいきたいです。ちなみに夜間以外も走るのでいっぱい走る予定ですよ。
意気込みをどうぞ
井口 ST-Qクラスは賞典外ですが、完走することで次につながる結果を残せると思います。とにかく完走して、全員で笑って終われるレースを目指します。
本井代表インタビュー
スタートドライバーの伊藤選手は無事スティントをこなし、クラス2位で井口選手にバトンタッチした。ここで本井 雅人チーム代表にインタビュー。
ここまでの走りやチームの雰囲気はいかがですか?
本井 伊藤選手は順調に走ってくれました。スタートで追突を受けたことでマフラーが不安定になっているところもありますが、クルマの調子は良く、井口選手も順調に走っています。
ラストランということで、いい結果を出したいという思いでチームがまとまっているので、マシンは良い走りをできていると思います。
BRZでは2年と少々の参戦となりました。いいことも悪いこともありましたが、24時間を集大成して他車に勝ちたいと思っているので、引き続き大きな応援の声をいただけると嬉しいです。