ENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE 第6戦 「スーパー耐久レースin岡山 (3h×2レース)」が10月26〜27日、岡山国際サーキットで開催されました。
前回は WedsSport GR86の占有走行レポートを綴らせていただきましたが、今回はその続きで、予選前のフリー走行から決勝のレポートです。
10月26日(土)スーパー耐久Gr.2フリー走行 9時40分〜10時10分
前日の最終の占有走行でクラッチ交換と一緒にミッションも交換したので、このセッションは武夫さん、伊藤くん、上村くん3人によるチェック走行となりました。しかし、新しく組んできたミッションに問題があり、予選前に急遽ミッションを交換。メカニックさんの迅速な作業のおかげで、載せ替えはあっという間に完了して、無事に予選を迎えることが出来ました。
10月26日(土)公式予選 13時40分〜
まず最初にAドライバー浅野武夫選手が予選アタック!
前戦のもてぎででは予選開始と同時にコースインをしたために、アタックラップで前走するST-3クラスの車両がハーフスピンをして、その影響を受けるという不運がありました。
今回はそれを避けるため、開始時間から少し間を開けてコースイン。タイヤが温まった2周目にベストタイム1’45”204を記録しクラス6位をマークし、燻銀の走りの健在ぶりを示しました。
次にBドライバー伊藤慎之典選手
伊藤くんも師匠同様、1周しか美味しいところがないニュータイヤの性能をフルに活かすため、先頭集団が出発してから1分くらいしたところでコースイン。
目指すはもちろん前回同様ポールポジションでしたが、セットが煮詰めきれていなかったせいかタイムは1’43”547 となり、誤差の4位に留まります。
そしてAドライバーとBドライバーの合算タイムで決まる予選結果は、クラス5位となりました。
Cドライバー 三上和美
私は決勝グリッドに関係ない予選のため、もてぎで1時間半ほど使用したオールドタイヤで、「予選という名の練習走行」をさせていただきました。
規定時間内を目一杯走っても良いとのお許しは出ていましたが、決勝でマシンが壊れてはいけないので、ある程度集中して走行することができたら、途中でも何でも終わる心づもりです。
時間となり、師匠や伊藤くん同様に1分ほど間を空けてからコースイン。実はこういうのはやったことがなくって、ちょっとF1ドライバーのような気分を味わいます。”私がタイムを出すのに、そんなに時間はいらないよ。1周でいいよ”みたいな?同日に行われているメキシコF1グランプリに参戦する自分を妄想をしながら、先頭集団を見送りながらの余裕のコースインを決めました。
コースに入ってまず最初に感じたのは、過去最高と言っても過言ではないレベルで、完璧にドライビングポジションが決まっていることです!これは感動ものです!実は最初の走行で違和感があったため、シートポジションを大きく変更していたので、少し不安があったのでした。
今回のレースウィークでは初めてマシンと自分の一体感を感じることができ、気持ちの良い走行です。しかし現実は甘くはなく、その感動のポジションを持ってしても一気にタイムを詰めるとまでは行かず、タイムは1’47”833で終了。このタイムはST-4最下位ではあるけれど、これが今の自分の実力です。
”来年を見据えて、また1年積み上げて練習するしかないな……”等々、色々な思いが頭をよぎりました。
Dドライバー 上村優太選手
上村くんは決勝シミュレーションのセット出しということで、「ニュータイヤで満タン、時間一杯走行」という形のタイムアタックをすることになりました。予定通り時間をフルに走り切り、1’44”929を叩き出して終了。このタイムはDドラ予選1位です。流石の走りでした。