ドライバーレポート
Aドライバー 浅野武夫選手
「最終戦で表彰台に上がることができ、とても感動しています。メカニック、スタッフ、ドライバー、みんなの力が一つになった結果だと思います。本当に感無量です」

Bドライバー 伊藤慎之典選手
「正直、予選が終わった段階ではマシンセットに自信が持てなかったのですが、その後のセット変更が本当にうまくいって、決勝では良いペースで走ることができました。最後に大暉が最終ラップで抜き切ってくれて、表彰台に上がることができて本当に良かったです。1年間応援ありがとうございました」

Dドライバー 藤原大暉選手
「自分にバトンが渡った時、ピットの関係で4番手までポジションが上がっていて3位の車がずっと見えていましたが、追いついては離されるの繰り返しで本当に悔しい気持ちでした。それでも諦めずに走っていたら、最後の最後でチャンスが来て思い切って飛び込んだ結果、抜くことができてとても嬉しいです。
チェッカーを受けた時、武夫さんが喜んでくれていたのが本当に嬉しくて、伊藤選手も三上選手もバトンをつないでくれて、みんなのおかげで表彰台に上がれたと思っています。ありがとうございます!」

最後に、Cドライバー 三上和美
「武夫さん、伊藤くん、大暉くん、そしてメカニックやスタッフのみんながノーミスで素晴らしい仕事をしせてくれたおかげで、久しぶりに表彰台に戻ってくることができました。本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。チーム全員が「武夫さんを表彰台に上げたい」「喜ぶ姿を見たい」という同じ思いで戦い、その強い気持ちが形になった3位表彰台でした。この瞬間に立ち会えたことに心から感謝しています。
私は間が空いた影響もあり、感覚を完全には戻し切れませんでした。マシンへの合わせ込みも詰め切れず、もし自分がもう一段仕上がっていれば、確実に2位が狙えていただけに悔しさは残ります。それでも、この最終戦で自分の課題が明確になり、来年に向けてやるべきことがはっきり見えたことは大きな収穫だと感じています。この悔しさは“来年の飛躍の燃料”として持って帰ります。
今回のレースでは、チーム全員の気持ちが本当に一つになっていました。こんなに強い一体感の中で同じ目標に向かえるチームは、なかなか出会えるものではありません。浅野レーシングの一員として走れること、武夫さんというレジェンドから日々多くを学べること、そして伊藤くんや大暉くんのような才能あふれるドライバーと一緒に戦えることに、改めて恵まれた環境にいるのだと強く感じました。
この一年間、応援してくださったスポンサーの皆さん、ファンの皆さん、そしてチームの皆さん、本当にありがとうございました。レースを支えてくれたオフィシャルの皆さんにも心から感謝しています。来年は今年以上に成長した姿で必ず戻ってきます。引き続き全力で頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします!」

あとがき
今回からスーパー耐久の下位カテゴリーとしてS耐チャレンジが創設され、日米友好の証となるST-USAクラスも始まり、シリーズ全体が大きく盛り上がりました。参加台数は過去最多を記録し、最終戦は全ドライバーが安全を強く意識した結果、大きなクラッシュも赤旗中断もなく、昨年とは対照的にとてもクリーンで、耐久レースの醍醐味を心から楽しめるレースになりました。
ドライバーとしてこんな環境で走れることは本当に気持ちよく、運営側の努力や参加するすべての方々の意識の高さが伝わり、感謝の気持ちでいっぱいです。2026年のスーパー耐久シリーズがどのように発展していくのか今からとても楽しみです。その場に自分も関われれば、これ以上の喜びはありません。
来年もみなさんと一緒に、楽しく、そして真剣に走れることを心から楽しみにしています。1年間たくさんのご声援とご協力をいただき、本当にありがとうございました。来年もまたサーキットでお会いしましょう。

WedsSport GR86 スポンサー企業(敬称略)

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