7月25日(金) STMO占有走行 Gr.2(9:00〜10:00)
このセッションは、ST-4/ST-5クラスのみの占有走行。台数も少なく、非常に走りやすい環境でした。
最初にコースインしたのは武夫さん。オールドタイヤで周回を重ねたあと、ニュータイヤで予選を想定したアタックを開始し、2分08秒900をマーク。1年ぶりのオートポリスとは思えない、安定感のある素晴らしい走りを披露してくれて……さすがです。続いて藤原くんが出走。2分10秒030と安定したタイムでセットアップを確認し、順調な走行を終えます。

そしていよいよ私の出番。ロングスティントでステアリングを握ることになったのですが、普段の練習車両とは異なり、今回は本番直前、さらにドライバー4名で決勝までを見据えた走行ということもあり、どうしても守りの姿勢になってしまい、思いきったチャレンジができません。
“なぜ練習のときのように攻めきれないのか?”と自分に悔しさを感じながらの走行は、ベストタイムが2分10秒917。9周を走行しました。
走行後は車載映像とロガーデータを確認。全体的にブレーキングポイントが手前すぎる傾向があり、特に1コーナーでは藤原くんより15メートル以上も手前でブレーキを踏んでいました。また、舵角が大きすぎる場面や、パーシャルスロットルの使い方にも課題が多く、改善の余地を強く実感したセッションとなりました。


STMO占有走行 全クラス(13:45〜15:45)
午後のセッションは午前とは打って変わって、全クラス混走です。より本番に近い状況での走行となるわけですが、内容も決勝を見据えたものとなり、燃費やタイヤの摩耗状況、そしてセットアップの最終確認が主な目的でした。4人のドライバーが交代でステアリングを握り、それぞれが限られた時間のなかでマシンと向き合いました。
このセッションではかなり使い込まれたタイヤを装着していたこともあり、私のベストタイムは2分11秒406。数字だけを見れば決して速いとは言えませんが、チームとしては本番に向けた有効なデータを得られたとのことで、良い方向性を見出せたと思います。
結局この日は一人ひとりの走行を無駄にせず、少しでもアベレージを引き上げるべく、セットアップを丁寧に煮詰めた一日でした。チームとして確実に前進できた感触があります。
いよいよ明日は予選日。新品タイヤでどんな走りができるのか?期待と緊張が入り混じるなか、気持ちを整えて臨みたいと思います。



