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Home»コラム»スーパー耐久シリーズ2025 第3戦 NAPAC富士24時間レース レポート1
コラム

スーパー耐久シリーズ2025 第3戦 NAPAC富士24時間レース レポート1

2025.6.4三上 和美
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5月30日(金)公式予選 12時〜

Aドライバー予選(Gr.2 ST-Q ST-4 ST-5クラス)

天気予報では朝から雨の予報でしたが次第に変化し、路面は「ライン上は乾いているけどそれ以外は濡れているようにも見える」という、何とも微妙な状況となりました。そんな難しいコンディション下で行われたAドライバー予選に挑んだのは、もちろん武夫さん。2周目に1分58秒074を計測し、クラス3位を獲得しました。

浅野武夫選手コメント

「もう少しタイムは出そうだったんだけど、最後に引っかかってしまいタイムアップすることができなくて、悔しかったです。予選よりも決勝が大事なので、そこは無理せずいきました。現状マシンのポテンシャルは引き出せたかなと思っています。決勝はとにかく走り切ることが大切なので、最後まで走り切れるようにこの後も整備します」

Bドライバー予選(Gr.2)

続いて伊藤くんがアタックを行い、1分56秒772を記録。A・Bドライバー合算タイムで争われる公式予選を、ST-4クラス4位という結果で終えることになりました。

伊藤慎之典選手コメント

「制約(回転数縛り)がある中での予選アタックになってしまったんですが、その中でもできることはできたんじゃないかなと思います。途中赤旗があったので、想定より多く周回することになりました。決勝はできる限り寝る時間を確保するなど、体調管理をして臨みたいと思っています」

Cドライバー予選(Gr.2)

さてついに私の出番です。いつもは全クラスの混走なのですが、今回はGr.2(ST-3、4、5、Qクラス)だけの走行枠となった今回のCドライバー予選。台数が少ない分、自分の走りに集中できます。監督からは「マシンを温存するために、タイムを出して2周で戻ってきて」との指示を受けています。24時間レースは当然ながら、とにかく長い戦い。本番に向けて、我がチームの鉄則「縁石に出来る限り乗らない」「回転数を制限」の順守が絶対です。予選で無理をしてマシンを壊すわけにはいきません。私は“今できる範囲の中で、自分なりのベストを尽くそう”と心に決めて、ドライバーズシートへ向かいました。

今回のピット位置は、最終コーナー寄りの15番。早いコースインを狙うと前(1コーナー寄り)から出てくる車両に引っかかるリスクもあるので、少し時間をおいてから予選に挑む作戦を取ります。そして予選開始時間から1分30秒ほどの後、慎重にコースへ出ていきました。

いざ走り出すと、コース上の静かさにちょっと感動しました。“決勝も、これくらい台数が少なければいいのにな……”と思ってしまったほどです(笑)。タイヤは武夫さんがA予選で使用した、ほぼ新品が付いています。このようなシチュエーションは、願ってもないことです。

1周目はタイヤがまだ冷えているので様子見に徹し、そして2周目、いよいよタイヤも温まってきたのでいざアタック!!と行きたかったのですが……やっぱりちょっと守りに入ってしまいました。“壊したくない”という思いが強すぎて、気が付けばブレーキングポイントはいつもより何メートルも手前になってしまうという体たらくです。結局1分58秒775という、クラス6位で予選をクリアしました。

無事に戻ってこられた安心感はありましたが、“もっと行けたんじゃないか?”“経験不足だなぁ”と、自分に対しての課題を突き付けられた予選となりました。

Dドライバー予選

Dドライバー予選も、Cドライバーと同じくGr2枠内での走行です。今回ハンドルを握るのは、現役GTドライバーの藤原くん。スタート前から周囲の視線が自然と集まる中、ピットには程よい緊張感が漂っていました。

使用タイヤは私がCドラ予選で使ったもので、まだ状態はかなり良好。温まり具合もちょうど良く、ベストタイミングでアタックに出撃!そしてさすがの藤原くんは周囲の期待にしっかりと応え、2周目に1分57秒856をマーク。Dドライバー予選を堂々の1位で通過したのです。もちろんピット内にはどよめきと拍手が沸き起こります。“さすが…!”と、誰もが納得の走りでした。

藤原大暉選手コメント

「車の感触は、公式テストの時よりもさらに良くなっています。ここまで細かく煮詰めてこられたので、決勝もきっと良いところを狙えると思います。あとは天気ですね。ウエットになったりドライになったり微妙な状況になるかもしれませんが、チーム全員で力を合わせて、頑張りたいです」

E Fドライバー予選

EFドライバー枠は、出走義務のある30分間のフリー走行セッション。最初にハンドルを握ったのは「浅野レーシングの耐久職人」こと芝叔和さん。

序盤からしっかりとマシンのフィーリングを確認しながら計測2周を実施し、2分0秒552を記録。あくまでシミュレーションとはいえ、安定感のある走りにピット内からは「さすが芝さん」の声が上がりました。

芝叔和選手コメント

「本番を想定して、今回は約40リッターの燃料を積んで走行しました。全体のバランスは悪くなかったので、決勝でもこのまま良いペースで走れそうな感触がありました」

続いてハンドルを託されたのは、GT500のチーム代表者でもありドライバーとしても挑戦を続ける近藤さん。やや交通量の多い状況下でしたが、しっかりと8周を走行し、ベストは2分3秒969。まだまだ伸びしろを感じさせる走りでした。

近藤尚史選手コメント

「うまくまとめきれなかった印象があります。特に決勝レースがウェットになったら、ぶっつけ本番になってしまう可能性もあるので、その点は少し不安が残ります。でも自分なりにできる限りの準備をして、少しでもチームに貢献できるように努力していきます」

予選は「通過点」、でも譲れないプライド

24時間レースでは「予選順位なんて関係ない」と言われることもあります。事実、決勝はST-4でも2千数百キロを走り切る1日がかりのロングバトルですので、スタート位置が何メートルか何十メートルか前後したところで、勝敗を左右するわけではありません。

それでもやっぱり、ドライバーにとっては予選も大事な戦いのひとつなのです。

「制限がある中でも、自分の全力を出したい」
「少しでもいいタイムを残して、今の自分を証明したい」

マシンを労わりつつ、与えられたわずか2周の中にそれぞれのプライドを込めて全力でアタックする。その姿勢に、ドライバーとしての矜持がにじみ出ていました。

さて予選後は、次の日の本番に向けてドライバーチェンジの練習。そして早めに宿へ戻ることにしました。24時間の長丁場。最後まで集中力を保つためには、しっかり体を休めることもまた「勝つための準備」なのです。

さてさて、いつものごとく長くなってしまいましたので、決勝の模様は【レポート2】でお届けします。どうぞお楽しみに!

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NISSAN MECANIC CHALLENGEについて

「ひとりでも多くの若者をクルマ好きにしたい」という想いから2019年に始動した、日産自動車・日産自動車大学校・KONDO RACING・TEAM ZEROONEによる人財育成プロジェクト「NISSAN MECANIC CHALLENGE」。全国の日産販売店から選抜されたテクニカルスタッフと日産自動車大学校の学生が、raffinée日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4(25号車/26号車)でスーパー耐久シリーズ・ST-Zクラスに挑戦。現場での実戦を通じて、整備技術とチーム力を養っています。マシンの整備は浅野レーシングサービスがサポートし(責任者:浅野真吾)、若手メカニックたちの貴重な経験を下支えしています。

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