ドライバーレポート
Aドライバー 浅野武夫選手
「今回は天気も良く、マシンの調子も快調で、いいリズムで走れていたのですが、途中でマシントラブルが出てしまい、完璧な状態で走行できなかったのが残念でした。それでもドライバー全員が本当に頑張ってくれて、メカニックさんたちも懸命に対応してくれたおかげで、6位という結果を残すことができました。次戦の24時間レースに向けて、きっと良い結果につながると信じています。みんなでさらに努力して、もっといいクルマを仕上げて頑張っていきたいと思います。」

Bドライバー 伊藤慎之典選手
「レースウィークでは、決勝に向けてセットアップをしっかり詰めていき、良い流れの中でBドライバー予選では1位を獲得することができました。これもマシンを作ってくれた武夫さん、そして一生懸命マシンを調整してくれたメカニックさんたちのおかげです。自分自身、まだ細かい部分でもっと詰められたところはあったので、さらにタイムを削れた手応えも感じています。決勝は残念ながらガス欠症状のトラブルで勝負権を失ってしまいましたが、マシンの仕上がりは確実に良い方向へ進んでいます。次戦の富士24時間ではノートラブルで、優勝を目指していきたいです。応援ありがとうございました!」

Dドライバー 藤原大暉選手
「序盤は伊藤選手のペースも非常に良くて、『今回はいけるかも!』と期待していたのですが、残念ながらトラブルが発生してしまい、思うような結果にはつながりませんでした。でも、次戦に向けては貴重なデータがしっかり採れたので、内容としては前向きに捉えています。
僕自身は久しぶりに18号車に戻って、セットアップをじっくり進めてきました。練習走行からセッションごとに右肩上がりで調子も良くなってきているので、次は表彰台はもちろん、優勝も狙える手応えを感じています。この流れを大切にして、次戦も全力で挑みます!」

最後に、Cドライバー 三上和美
「今回のレースも前回に引き続き、チャレンジングでエキサイティングなものでした。参戦を決めた時から『自分にとっては最大のハードルになる』と覚悟してはいましたが、現実は想像以上に厳しく険しいものでした。次戦の富士は比較的走り慣れたコースではありますが、今回は過去最高の台数がエントリーしており、とにかく安全第一で落ち着いて自分のペースを作り、アベレージタイムを上げていくことを目標にします。1か月という限られた期間ですが、全力を尽くして準備していきます。
決勝レースではトラブルもありましたが、6位でポイントを獲得できたことは大きな収穫でした。細かいミスもありましたが、それらをしっかり次に活かせるよう、さらに冷静なレース運びができるよう経験を積んでいきたいと思います。」

あとがき
今回の鈴鹿5時間耐久レースは、FCY(フルコースイエロー)が8回も導入されるなど、クラッシュやトラブルが続出し、非常に荒れた展開となりました。コース上で戦うドライバーたちはもちろんのこと、迅速に対応にあたって下さった運営スタッフ、オフィシャルの皆さんのご尽力にも、心から敬意を表したいと思います。本当にありがとうございました。
レースは、何が起こるかわからない過酷な世界。マシントラブルに見舞われたチームも、アクシデントで思うようにいかなかったドライバーも、それでも諦めず、最後の最後まで必死にマシンを走らせ続ける姿勢は、モータースポーツという競技の最も美しい瞬間のひとつだと、改めて胸を打たれました。
そして、それこそが私たちがこの世界に魅了され続ける理由でもあります。参戦されたすべてのチーム、すべてのドライバーの皆さん、本当にお疲れ様でした。
また、この週末、応援に駆けつけてくださった皆さま、遠くから声援を送ってくださった皆さまにも、心から感謝申し上げます。
そして、次戦はいよいよスーパー耐久シリーズ最大の山場、24時間耐久レースが待っています。5月31日〜6月1日、富士スピードウェイにて開催されるこの一戦は、シリーズの中でも最高の盛り上がりを見せる舞台。浅野レーシングサービスにとっても、過去に優勝経験のある特別なレースです。
これまで積み重ねてきた経験と、今回の悔しさを糧に、マシンを大切に労わりながら、そして全員で心を一つにして、再び頂点を目指して挑みます。次こそ、必ず最高の笑顔でゴールを迎えられるよう全力で戦ってまいりますので、引き続き、温かい応援をどうぞよろしくお願いいたします!
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