4時間耐久レース 決勝(12:30〜)
グリットウオーク
Race2での私の出番は、何とスタートドライバー!念願の役割を任せていただきました。スタートはスプリントと耐久の両方の要素を持ち合わせる、緊張感とやりがいに満ちた時間です。自然と気合も入ります。


そしてフォーメーションラップを経てスタート!直後は昨年のチャンピオンチームENDLESS号、さらには往年の名ドライバー影山選手の背中も見え、なんとかついて行きたいと意気込みました。しかしスタート自体は悪くなかったものの、やはりトッププロ集団と競うのは容易ではなく……悔しいですが、ジワジワと差を開かれてしまいます。

それでも、数周にわたってペースを合わせられたことで、「周囲と同じペースで走行しています。とても良いペースです」という無線を受け取り、自信に繋がりました。
しかし、昨日と同じ轍を踏まないようにと、マーブルを付けないことを意識して走った結果、逆にフロントタイヤをこじりすぎてしまい、アンダーステアが強くなってしまいました。その影響でマーブルはあまり付かなかったものの、内圧が上がりすぎてしまい、中盤以降は次第にペースダウン。結果として、2分15〜17秒台での走行に留まってしまいました。
何もかもが完ぺきにいったわけではありませんが、それでもレース中にマーブルを取ることができたことは、昨年からの課題を克服しつつある証であり、自分にとって大きな成長を感じられるスティントとなりました。

13周を終え、クラス5位で伊藤選手に交代。伊藤くんは2分14〜15秒というかなり速い安定したさすがの走りで順調に周回を重ねていたのですが、36周目、何と2コーナー立ち上がりでハブボルトのトラブルが発生してしまい、左リアのタイヤが脱落。マシンはコース脇に停止してしまいました。
不運にもリペアエリアから離れた場所でのトラブルで、さらに症状もブレーキディスクはどこかへ飛んでいき、キャリパーは丸ごと外れるという深刻な状況のため、一瞬残念な事態が誰もの脳裏に浮かんだことと思います。しかしオフィシャルの方の丁寧な対応でなんとかマシンを運び、メカニックの迅速な修復により、約50分のロスでレースに復帰することができました!


伊藤くんからバトンを受けたのは、浅野武夫師匠です。師匠は丁寧かつ安定した走りを見せたのち、藤原選手にバトンタッチ。藤原くんも2分14〜15秒秒台というさすがのタイムでラップを重ね、WedsSport GR86は最終的に、クラス8位でチェッカーを受けました。
