決勝コメント
優勝 8号車 岡本大地選手
「予想外だったのが、迫選手と田上選手がグリッドに着けなかった事。1番マークしていた迫選手が走れなかった事が本当に、(少しの沈黙)もし一緒にレースをしていたら、展開も変わったのかな?という感じはしています。「最初にぶっ飛ばしてマージン作って、終盤にコントロールする」ってのがFJの戦い方ってのが僕にはあって、とにかく最初はプッシュ、フルプッシュして後は、後ろを見てコントロールって感じだったんですけど、正直そんなに余裕はなくて、もうちょっと離したかったんですけど、タイヤ的にピークは過ぎちゃってて。(終盤に)プッシュするか現状維持をするかで悩み、それで維持を選択したんです。(もしプッシュをしたのに)セーフティーカーが入るとちょっと僕にとっては辛いので、様子を見ながら「余裕はないけどマージンコントロールをした」終盤はそんな雰囲気ですね。
Super FJで 日本一を獲ったからといって人生が変わるような年齢じゃないですし、そういう立場じゃないのも理解しているつもりです。今週のレースウィークは、(全体を通して)難しかったと思うんですよ。金曜日に1本しか走れない、それも雨がらみ、予選は赤旗みたいな、とにかく誰にとっても、凄く難しいレースウィークだったと思うんですけど、その難しいレースウィークを生き残れた。それも車のパフォーマンス、タイヤのパフォーマンスを引き出す為に、いろいろ考えて試行錯誤した事は、来年以降のレースの糧になると思うので、そこはしっかりこの経験を活かして、来年も頑張りたいなと思います」
2位 43号車 小田優選手
「やっぱり(自分は)前半は速くなくて、岡本選手の前半は速いと分かっていたので、出来るだけ離されないようにして、プッシュして後半追い詰めたかったですけど足りなかったです。(足りなかった部分)やはり前半の速さを、自分はもっと身に付けなくてはいけないですね」
3位 31号車 加納康雅選手
「(前と比べて)ずっとコンスタントに1秒近く遅くて、やっぱり冬の路面は難しいなという感じでした。僕は元々、新品タイヤのアタックめちゃくちゃ下手なんですよ。タイムを出しきれない人間なんで。タイヤの熱入れが、まだまだ経験不足だよってメカニックさんから言われてました。フォーミュラも全然練習出来てなかったけど、日本一の前に少し乗れたから良かったかな。来年(シート)のことは何も決まってないんですよ。F4やりたいんですけど、資金がちょっと(足りない)。親も、もう1年Super FJをやるっていうのも否定的なんですが……」
ジェントルマンクラス決勝コメント
優勝 47号車 山根一人選手
「若手に混じってのレース、楽しかった。来年は鈴鹿・岡山シリーズと日本一決定戦の会場、富士スピードウェイにもレース遠征に出かけようと思います。皆さん、お疲れ様でした」
2位 9号車 上吹越哲也選手コメント
「(若い子と走って)楽しかったよ。日本一は若い子は大事やん。僕らも若い子は好きやねん。大人が教えなあかん」
上吹越選手はご自身のインタビューなのに、若手の話に終始。また赤旗が多いのを気にされていました。
上吹越選手は年間表彰式の時も、とても楽しそうで、レースを愛しているサンデーレーサーここにあり!って感じでした。
hideあとがき
今年のSuper FJ 日本一決定戦エントリーリストを見た時、最初にワクワクしたのは、岡本大地選手・渡会太一選手・伊藤駿選手の参戦でした。
サーキットで聞いた「岡本選手は精密機械だよ」ってフレーズが耳から離れませんでした。岡本選手は、86、VITA、箱モノ、フォーミュラ、何に乗っても速い。それはeレース出身だから、目や動体視力及び反射神経が優れているのかもしれません。バーチャルとリアルの融合選手の先駆け。
渡会選手はレースウィーク、初めての車両で苦労があってリズムに乗れなかった印象。伊藤選手はRD-10Vでチームエースナンバーを背負う姿、カッコよかった!
Super FJ 日本一決定戦に関わってくださった皆様、お疲れ様でした。
& Race 本多秀明
カメラマン:かわうそさん、su_san_motorsport、本多秀明