8~10コーナー


「7コーナー脱出後、8コーナー出口までは全開で、外側を目指して斜めに横断するイメージです」。7コーナー後には長い全開セクションのあとに高速の左コーナー、その先にヨーイングしながら左、右のS字セクションが待っている。
8コーナーでは縁石を活用する。「ここは縁石に多少カートを乗せても体勢が崩れません」。ポイントは8コーナー出口の縁石にマシンを持ってくること。最後のブレーキングポイントである9コーナーに向けてマシンがアウト・イン・アウトできる準備をしよう。


9コーナーは軽いブレーキングで荷重変化を起こし、早めにイン側の縁石に乗ろう。10コーナーの脱出でマシンがトラクションを最大限に発揮することを目指してコーナーを組み立てる。


9コーナーの出口が近づいたらハンドルを切り返して10コーナーを直線的に脱出することを目指そう。10コーナーの脱出でもコース幅を目いっぱい使う。「コース全体で最も慣れが必要なセクションが9、10コーナーです」。
11~12コーナー


最後の高速セクションである11、12コーナーは全開でイン側を走ろう。むやみに外まで広がると走行距離が伸びてタイムを失ってしまう。
「12コーナーを立ち上がったら自然にアウト側へ膨らんでいきコントロールラインを通過します」。

目指せ55秒台!
レンタルカートの常連には55秒台で走る人もいるという。「ライン取りは10分走行を5、6本走れば身につくと思います」とのこと。SUGOを訪れる機会があれば、本記事を参考にぜひ実力を試してみてほしい。幅広でハイスピードなカート体験は、さながらジェットコースターのような爽快感を味わえるだろう。
以下の動画では池田氏の走りをご覧いただける。


