&Race&Race
  • 独占インタビュー
  • レーシングカーインプレッション
  • レースカテゴリ紹介
  • サーキット紹介&攻略方法
  • レース装備紹介
  • カート
  • 特集
  • コラム
  • ポッドキャスト
Facebook Twitter Instagram
&Race&Race

Racing School GoTake Presents
モータースポーツを愛する人のための情報サイト

  • 独占インタビュー
  • レーシングカーインプレッション
  • レースカテゴリ紹介
  • サーキット紹介&攻略方法
  • レース装備紹介
  • カート
  • 特集
  • コラム
  • ポッドキャスト
&Race&Race

Racing School GoTake Presents
モータースポーツを愛する人のための情報サイト

Home»カート»世界に飛び出せるレーシングカート「ROTAX MAX」を徹底解説! (Page 2)
カート

世界に飛び出せるレーシングカート「ROTAX MAX」を徹底解説!

2025.2.10坂上 真海, 大矢根 翼
Twitter Facebook

ROTAX社の 「MAX」は、カート最速級の120km/h近いトップスピードを発揮するレーシングカート。タイヤのグリップも強烈で、当サイトの編集長はその横Gで肋骨に何度かヒビを入れたほどだ。世界中でレースが盛んに開催され、F1を目指す若者の登竜門となっている。同時に現役のF1ドライバーもトレーニングに愛用する超本格派だ。ハイスペックな一方、1年を通してオーバーホールせずに乗り倒せるほどメンテナンスフリー。年代別の全国大会や世界大会も盛り上がりを見せており、今もっともホットなカートと言えるだろう。今回は中学生時代からROTAX MAX CHALLENGEに出場していた、KYOJOレーサーの坂上真海氏にその魅力を聞いた。

  • 30馬力のパワフルなエンジン
    • ROTAX MAXの概要
    • エンジン性能緒元
    • 開催レース
      • 国内で開催されているクラス
      • レースのピラミッド
  • ジェントルマンのカムバック先としても魅力MAX
    • 高いコストパフォーマンス
    • 仲間と共に世界を目指せる環境
  • 次のページ:ROTAX MAXの特徴・走らせ方
  • ROTAX MAXの特徴・走らせ方
    • 繊細なアクセルワークが必要
    • タイヤを「潰す」ブレーキング
    • 決勝までタイヤをもたせる
  • ハイレベルなROTAX MAXで世界へ!

30馬力のパワフルなエンジン

ROTAX MAXは、オーストリアのROTAX社が販売するカート用エンジンの名称だ。国内では株式会社栄光が輸入・販売を統括している。

ROTAX MAXの概要

125ccの水冷単気筒エンジンは全日本カート選手権のFS-125クラスなどで使われるX30と同等のパワーを発揮する。最も一般的なエンジンはROTAX MAX EVO。全国のサーキットで無改造のROTAX MAXを搭載したカートを用いる「MAX CHALLENGE」が開催されている。

ROTAX MAX搭載カートはタイヤもハイグリップ。身体への負荷が高く、初心者がいきなり乗れば負傷のリスクも高い。しかし入門用カートのKTと比べハイレベルな加減速や旋回にとりつかれたドライバーは多い。

エンジン性能緒元

正式名称ROTAX MAX EVO
排気量125cc(単気筒)
冷却方式水冷
最高速110km/h以上
回転数14,000rpm
出力30hp/11,500rpm・
21Nm/9,000rpm
税抜価格545,000円

開催レース

ROTAX MAXのレースは全国のサーキットで開催されている。特に盛んなのは鈴鹿サーキット国際南コース・フェスティカ瑞浪・オートパラダイス御殿場(APG)だ。

「フェスティカ瑞浪とAPGはコーナーが多く、体力的な負荷が高め。初めて走る方はストレートの長い鈴鹿がおすすめです」。

国内で開催されているクラス

対象年齢重量制限
125 Micro MAX¹8歳~13歳105kg~
125 Mini MAX¹10歳~13歳115kg~
125 Junior MAX¹12~14歳145kg~
125 Senior MAX14歳~160kg~
125 MAX Masters32歳~165kg~

¹専用エンジンを使用

レースのピラミッド

MAX CHALLENGE各サーキットで開催
MAX FESTIVALGRAND FINALS出場者決定
MAX GRAND FINALS世界一決定戦

ジェントルマンのカムバック先としても魅力MAX

レースは世界統一規格で行われているため、速さを見せることができれば世界選手権も夢ではない。多くのドライバーを引き付ける魅力は、コストパフォーマンスの高さと競技の盛り上がりっぷりだ。

高いコストパフォーマンス

エンジン単品545,000円という価格は決して安い絶対値ではない。しかし1年間を通してメンテナンスフリーに走り続けられる堅牢さと競技レベルの高さを加味したとたん、コストパフォーマンスは跳ね上がる。

「たとえば入門カートのKTは、本気で使えば12時間程度の走行でオーバーホールが必要。練習走行も含めれば大会のたびにエンジンを開けることになります。タイムイズマネーですから、年間何戦も出場するドライバーにROTAX MAXはとても嬉しい設計です」。

コスパのよさはメンテナンス面だけではない。ステップアップを狙う場合は、競技レベルの高いステージで戦えるマシンが必要になる。世界基準で統一された国内のMAX CHALLENGEは、世界選手権であるMAX GRAND FINALSへと直結するカテゴリーだ。

国内で結果を残したマシンで世界に羽ばたける仕組みは、若手にとっても大きな魅力だ。GRAND FINALSへの出場が、18歳未満がフォーミュラに参戦するための限定ライセンス発行条件になっていることも、若手の参入を促進している。

「エンジンの輸入代理をしている栄光さんはステップアップの提案や、海外参戦時の通訳などのサポートも行っています。また近年は全年齢でROTAX MAXの競技人口が増加しています。ステップアップを目指すなら、強い人と戦える場所に行きたいですよね」。

andrace_rotax-max_002

仲間と共に世界を目指せる環境

「特にジェントルマンに顕著ですが、ドライバー同士の仲がとてもいいです。レースが終わると車載映像を見ながら盛り上がっている方をよく見かけます。もちろんレースは全力ですが、わいわいとセッティング出しをしているなど雰囲気は和やか。一緒に練習していることも多いです。

理由は定着率が高いことでしょう。KTよりも参戦コストとレベルが高めなので、本気でカートをやっていて経済的余裕のある人が多い印象です。レース自体も、32歳以上のMastersクラスが年齢別では盛り上がっています」。

ROTAX MAXのシリーズは主に小学生を対象としたMicro MAXから、32歳以上を対象としたSenior MAXまでクラスが豊富。それぞれが世界選手権に直結しているため、同年代と切磋琢磨しながら世界を目指せる。

「ちなみにROTAX MAXは、同じ水準のタイムで走るX30など比べてルールやマシンがユーザーフレンドリー。走行中にキャブレターや吸気ボックスに触れる必要がないため、運転だけに集中できます。またMastersクラスは最低重量が165kgなので、細身な人以外もオーバーウェイトになりにくく、参戦しやすいことが特長です」。

andrace_rotax-max_003

次のページ:ROTAX MAXの特徴・走らせ方

1 2
Previous Article「スポーツランドSUGOの魅力」前半編:東北モータースポーツのメッカに潜むマモノの正体は…#59
Next Article 「スポーツランドSUGOの魅力」後半編:高難度コースと地元グルメ情報#60

関連ニュース

カート

本格レースや練習が気軽に!レンタルカートはいくらで?どうやって?総解説

2025.5.5
カート

エントリー向けレーシングカートKTからのステップアップを解説

2025.3.25
カート

カート上達講座#3|強い入力で速く走ろう

2024.11.20
カート

カート上達講座#2|立ち上がり重視で走ろう

2024.11.11
カート

カート上達講座#1|コース幅を目いっぱい使おう

2024.10.31
カート

モータースポーツはここから!カートの始め方徹底解説

2024.10.7

CATEGORIES カテゴリー

カテゴリー
  • カート
  • コラム
  • サーキット紹介&攻略方法
  • ドライビングアドバイス
  • ポッドキャスト
  • レーシングカーインプレッション
  • レースカテゴリ紹介
  • レース装備紹介
  • 特集
  • 独占インタビュー
FOLLOW US
  • Twitter
  • Facebook
  • Instagram
&Raceについて

WEEKLY RANKING 人気記事

  • 01
    元嶋佑弥が語るGT300チャンピオン獲得の裏側
    独占インタビュー

    元嶋佑弥が語るGT300チャンピオン獲得の裏側

    Total Views: 43
  • 02
    「浅野レーシングサービス密着取材#3」スーパー耐久シリーズ第2戦 24時間耐久レース #18
    ポッドキャスト

    「浅野レーシングサービス密着取材#3」スーパー耐久シリーズ第2戦 24時間耐久レース #18

    Total Views: 33
  • 03
    4輪レースの登竜門、Yaris Cupの魅力を優勝ドライバーが解説!
    レースカテゴリ紹介

    4輪レースの登竜門、Yaris Cupの魅力を優勝ドライバーが解説!

    Total Views: 32
  • 04
    富士スピードウェイをより速く!スポーツ走行と的確な助言がセットの86RACER’S
    特集

    富士スピードウェイをより速く!スポーツ走行と的確な助言がセットの86RACER’S

    Total Views: 31
  • 05
    「浅野レーシングサービス密着取材#1」スーパー耐久シリーズ第2戦 24時間耐久レース #16
    ポッドキャスト, 特集

    「浅野レーシングサービス密着取材#1」スーパー耐久シリーズ第2戦 24時間耐久レース #16

    Total Views: 30
&Race

PODCAST PRODUCED BY

Racing School Gotake

通勤通学中でも、モータースポーツの
全国のモータスポーツファンへ向けての情報発信、AndRaceのポッドキャスト!

通勤通学中でも、モータースポーツの全国のモータスポーツファンへ向けての情報発信、AndRaceのポッドキャスト!AndRaceのポッドキャスト!全国のモータスポーツファンへ向けての情報発信、AndRaceのポッドキャスト!

what’s new 新しい記事

独占インタビュー

丹羽英司|90名の若武者を率いて目指すはスーパー耐久の頂点

2025.5.13
ポッドキャスト

アナウンサー 結川愛寿加|声に導かれたキャリアと、モータースポーツとの出会い#72

2025.5.9
カート

本格レースや練習が気軽に!レンタルカートはいくらで?どうやって?総解説

2025.5.5
ポッドキャスト

「鈴鹿サーキット」後半編:「SUZUKA」の走り方や思い出をレーサー目線で語り合う #71

2025.5.2
コラム

スーパー耐久シリーズ2025 第2戦 SUZUKA 5時間レース レポート2

2025.4.30
コラム

スーパー耐久シリーズ2025 第2戦 SUZUKA 5時間レース レポート1

2025.4.29

Load More

Racing School GoTakeが運営する
モータースポーツを愛する人のための情報サイト

  • 独占インタビュー
  • レーシングカーインプレッション
  • レースカテゴリ紹介
  • サーキット紹介&攻略方法
  • レース装備紹介
  • カート
  • 特集
  • コラム
  • ポッドキャスト
  • &Raceとは?
  • プライバシーポリシー
  • 利用規約
  • 運営者情報
  • 求人情報
  • お問い合わせ

FOLLOW US

Twitter Facebook Instagram
footer-banner

Type above and press Enter to search. Press Esc to cancel.