ヘアピン・コーナー~パイパー・コーナー
ヘアピン・コーナー

バックストレートの先にある右曲がりのヘアピン・コーナーは、フルブレーキングを要するオーバーテイクポイントだ。ヘアピンにはセオリー通りアウト・インで進入しますが、立ち上がりではミドルラインを保とう。クリップの位置はコーナーの頂点(エーペックス)の少し奥側だ。
「次のリボルバー・コーナーへの進入でコース幅を使い切るためにコーナーを組み立てましょう。立ち上がりの時点でリボルバー・コーナーを意識し、パイパー・コーナーまでを連続したひとつのセクションとして姿勢を作るようにすると、バランスが乱れにくくなります」。
リボルバー・コーナー/パイパー・コーナー

短いストレートの先にあるリボルバーコーナーとパイパー・コーナーは、先が見通しづらい下り勾配の複合ブラインドコーナー。&Race編集長の三上は、走行の度にアンダーステアが出てクリップにつくことに苦慮している。
「アンダーステアはステアリングを切り遅れると発生しやすくなります。リボルバー・コーナーの出口側はショートカットの舗装もあるので、少し行き過ぎるかもしれないと思うくらいの勢いで飛び込んでも帳尻を合わせられます。
アウト側のタイヤが脱輪するかもしれないという感覚で進入しても、スピンやクラッシュはしづらいコーナーなので、早めのステアリングと一緒に飛び込んでみる勇気が大切ですね」。
パイパー・コーナーの立ち上がりの先には短い直線が待っている。このセクションでは立ち上がり重視でコース幅を大きく使おう。
レッドマン・コーナー~ホッブス・コーナー

通称ダブルヘアピンと呼ばれるレッドマン・コーナーとホッブス・コーナー。30Rのタイトなコーナーが連続する。
「ヘアピン1個目のレッドマン・コーナーはセオリー通りアウト側から進入してインに入っていきますが、立ち上がりでは2つ目のホッブス・コーナーに向けて外までふくらまないようにしましょう。行ってもミドルラインまでに抑えます。ホッブス・コーナーの立ち上がり後にある直線に車速を乗せることが優先です。

バトルになったとき、先行している場合は、レッドマン・コーナーの進入でインを締めることも有効ですが、一度引いて、ホッブス・コーナーでクロスラインを狙うという駆け引きもできます。逆に後ろから狙う場合には、相手にクロスラインやブレーキング勝負を狙っている様子を見せるだけという動きもできますね」。
マイクナイト・コーナー~最終コーナー
マイクナイト・コーナー

マイクナイト・コーナーは車種によっては全開で通過する高速コーナー。コース幅を目いっぱい使って立ち上がり重視のラインで走ろう。縁石にもためらわずに乗り上げていくコースの使い方だ。
「イン側にあるコンクリートウォールの圧迫感から恐怖を覚える場合は視線を上げ、クリップから先を見れば自然と目線がコンクリートウォールから離れるはずです。仮に飛び出してもランオフエリアのグラベルに埋まるだけなので、クラッシュのリスクは低めです」。
最終コーナー

「最終コーナーは無理をするとアウトにマシンが飛び出して左側のタイヤがグリップを喪失、そのままイン巻きを起こしてスピンしやすくなるので注意しましょう。クルマをコントロール下に置いておくことが重要です」。
クリップ位置はホームストレートの速度を稼ぐために、少し奥で取ろう。軽いブレーキングをするときには左フロントタイヤの「入り」を意識し、コーナーの手前でマシンの向きを変えるイメージだ。中高速コーナーなので、奥まで突っ込みたくなる気持ちをぐっとこらえよう。
岡山国際サーキットはフルサーキットとしてはコンパクトなレイアウトながら、豊富なコーナーが配置されたエキサイティングなコースだ。残るレコードタイムはアイルトン・セナが刻んだ1.10.218。自分はどれだけセナに近づけるのか、F1開催経験を持つサーキットとしては走りやすい「岡国」で腕を試してみてはいかがだろうか。

