芦名英樹さん
岩手県在住・40代・サーキット走行歴5年
GT-R NISMOと松田次生選手をモチーフにしたヘルメットがまぶしい芦名さん。ご家族と一緒にサーキットでの一日を楽しんでいました。
レースを始めたきっかけを教えてください。
芦名 学生時代はレースゲームか「ぷよぷよ」ばかりやっていました。しかし100円のレース体験はすぐに終わってしまいます。「実際のクルマで走ってみたいな」と思うようになりました。
社会人になってから実際に走ってみると、出費はありながらも面白いものでした。「やるなら今でしょ!」と、今は子どもを連れてサーキットに通っています。
このクルマを買ったショップのオーナーから勧められてサーキット走行を5年前から始め、レースやタイムアタックを始めました。東北No.1決定戦ターボクラス3位、JAFサーキットトライアルCT1クラスチャンピオンを獲得しました。
GT-Rを選んだ理由を教えてください。
芦名 私は細かい操作が苦手で、オートマ車の中から選びました。社用車にはマーチニスモのマニュアルモデルを買いましたが、よく信号待ちでエンストするんですよ(笑)。国産の有名なクルマでオートマとなると、GT-RかランエボⅩが選択肢でした。サーキットを走りたいという思いだけで突っ走っています。
マシンの改造は安全関係のバケットシートやけん引フックを取り付けて、コンピューターチューンをしました。タイヤとブレーキは純正よりサイズアップしています。AIMのカメラは走行映像の記録と確認用で、エンジン回りはショップに頼んでいじってもらっています。
SUGOの魅力や得手不得手を教えてください
芦名 SUGOはスタッフからドライバーまで優しい人が多く、初心者でも走れる走行会があるのがいいですよね。How Match走行会はサーキットに来て申込用紙を書けば、明瞭会計で手軽に走行できるのが魅力です。
コーナーは高速コーナーのSPイン・アウトが好きです。ブレーキングが甘いとクルマが曲がらずにアンダーステアが出るし、ブレーキングしすぎると失速します。進入するときのブレーキングと角度でコーナー全体がキマるのが気持ちいですね。SPアウトの脱出速度が最終コーナーの勢いを決めるので、神経を使いながらも面白いです。
反対に苦手なコーナーはS字ですね。登りセクションにあるので、ブレーキを踏みすぎると失速しますが、突っ込みすぎると縁石に乗り上げてジャンプし、コントロールを失います。攻略が難しいです!今の目標は2023年に出た1分31秒越えです。
SUGOの攻略法アドバイスはありますか?
芦名 GT-Rの場合車重が重いので、短く、強いブレーキングでいかにクリップまでマシンを持っていけるかが勝負です。それ以降でクルマを曲げようとしてもアウトに膨らんでしまうので、進入が大事ですね。